サラ・コラク(Sara Kolak、1995年6月22日 - )は、やり投を専門とするクロアチア陸上競技選手。ヴァラジュディン郡ルドブレグ出身[1]プリモリェ=ゴルスキ・コタル郡リエカ在住[2]2016年リオデジャネイロオリンピック金メダルを獲得した[2]

サラ・コラク
Sara Kolak
Portal:陸上競技
選手情報
ラテン文字 Sara Kolak
国籍 クロアチアの旗 クロアチア
競技 陸上競技
種目 やり投
生年月日 (1995-06-22) 1995年6月22日(29歳)
出身地 ルドブレグ
居住地 リエカ
身長 5 ft 7 in (1.70 m)
体重 160 lb (73 kg)
コーチ担当者 Andrej Hajnšek
オリンピック 金メダル(2016年)
国内大会決勝 優勝(4回)
自己ベスト
やり投 66m18(2016年)
獲得メダル
陸上競技
クロアチアの旗 クロアチア
オリンピック
2016 リオデジャネイロ やり投
ヨーロッパ選手権
2016 アムステルダム やり投
世界ジュニア選手権
2014 ユージーン やり投
ヨーロッパジュニア選手権
2013 リエーティ やり投
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2016年までに4度クロアチア選手権を制覇し、世界ジュニア選手権では1度銅メダルを獲得している[3]

経歴

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元はハンドボールをしていたが、陸上競技に転向した[2]2014年末に手術を受け、15か月の競技離脱を余儀なくされた[4]。手術から回復して間もない時期に臨んだ2016年リオデジャネイロオリンピックでは66m18の自己新記録で金メダルを獲得した[4]。この記録は予選で自身のマークしたクロアチア記録を更新し[5]サンドラ・ペルコヴィッチに続く今大会陸上競技で2個目の金メダルをクロアチアにもたらした[4]。女子やり投は2013年以降競技レベルが低迷し、突出した選手がいない中リオデジャネイロオリンピックを迎え、誰が金メダルを手にするか予想できない状況であった[6]が、初出場のコラクは決勝進出程度の期待しかされていなかった[5]。そのため金メダルの獲得は本人でさえも驚きの結果であった[5]

主要大会成績

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大会 会場 結果 種目 補足
  クロアチア代表
2012 世界ジュニア選手権   スペイン バルセロナ 23位
(予選)
やり投 48m15
2013 ヨーロッパジュニア選手権   イタリア リエーティ 3位 やり投 57m79
2014 世界ジュニア選手権   アメリカ合衆国 ユージーン 3位 やり投 55m74
ヨーロッパ選手権   スイス チューリッヒ 21位
(予選)
やり投 52m51
2016 ヨーロッパ選手権   オランダ アムステルダム 3位 やり投 63m50
オリンピック   ブラジル リオデジャネイロ 1位 やり投 66m18

脚注

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  1. ^ Marko Šnidarić , Maja Furjan , Dejan Lovrić (2016年8月22日). “Ludbreg je gorio, Sara plakala: Što je ovo?! Pa dobit ću srčani” (クロアチア語). 24 SATA. 2016年8月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月25日閲覧。
  2. ^ a b c 金メダリストの略歴=サラ・コラク(女子やり投げ)〔五輪・陸上〕”. MY J:COM リオ五輪特集. ジュピターテレコム. 2016年8月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月25日閲覧。
  3. ^ Profile of Sara KOLAK”. all-athletics.com. 2016年8月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月25日閲覧。
  4. ^ a b c Rio Olympics 2016: Croatia's Sara Kolak wins gold in women's javelin”. BBC Sport (2016年8月19日). 2016年8月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月25日閲覧。
  5. ^ a b c Rio Olympics 2016: Sara Kolak Wins Javelin Gold for Croatia!”. Croatiaweek (2016年8月18日). 2016年8月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月25日閲覧。
  6. ^ 及川(2016):74 - 75ページ

参考文献

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  • 及川義朗(2016)"女子やり投"『リオ五輪観戦ガイド 月刊陸上競技 2016年9月号別冊付録』:74-75.

外部リンク

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