サライネス
(サラ・イネスから転送)
サラ イネス(さら いねす、1964年/1965年 - )は、日本の女性漫画家、イラストレーター。大阪府高槻市出身[1]。かつてはサラ今市、サラ・イイネス名義でも執筆していた。
サラ イネス | |
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生誕 |
1964年??月??日/1965年??月??日 日本 大阪府高槻市[1] |
国籍 | 日本 |
職業 | 漫画家 |
活動期間 | 1989年 - |
ジャンル | 青年漫画 |
代表作 | 『大阪豆ゴハン』 |
人物・来歴
編集生い立ちからデビュー前まで
編集高槻市で生まれ育つ。10歳の頃に兵庫県宝塚市に引っ越し、現在は東京都在住[1]。
母親は大阪のキタの生まれ。祖母の家も船場にあり、古くからの大阪弁や船場言葉を聞いて育った。そのために、宝塚へ引っ越した際に自身の「何々しはる」といった言葉遣いに笑われた経験を話している[1]。
父親は丹後半島出身の大学教授で全日本ラリー選手権の出場経験を持つ[2]。
京都精華大学デザイン学部デザイン学科卒で、同級生にはおーなり由子や、同じ学科にはイダタツヒコなどがいた[1]。
デビュー後
編集『AUTO SPORT』(三栄書房)にて、サラ今市名義でイラストレーターとしてデビュー。1989年よりサラ・イイネス名義で『モーニングパーティー増刊』(講談社)にて初の漫画作品『水玉生活』を連載。
ペンネームの由来は歌手のフィル・ライノットの娘サラと、モデルのイネス・ド・ラ・フレサンジュからによるもの[2]。
1992年より1998年まで『モーニング』(講談社)にて『大阪豆ゴハン』を連載。その後ペンネームを『サライネス』に変更し、2011年まで『モーニング』にて『誰も寝てはならぬ』を連載した。2012年、『モーニング』9月20日発売号から「猫も寝てはならぬ」の連載を開始。
作品には大阪弁を使用するキャラクターが多く登場する。またモータースポーツを好んでおり、作中にはF1やラリー等々のモータースポーツの関係者を元ネタとした人物や、モータースポーツ関連のネタが多く出る。さらに、プロ野球と親戚が住む長野県に関するネタも時々出てくる。
作品リスト
編集漫画作品
編集- 水玉生活(モーニングパーティー増刊、1989年 - 、全1巻、文庫版全1巻) ※サラ・イイネス名義。文庫版は作品集として他の作品も収録している。
- 大阪豆ゴハン(モーニング、1992年 - 1998年、全12巻、文庫版全6巻) ※サラ・イイネス名義。
- 誰も寝てはならぬ(モーニング、2003年 - 2011年、全17巻)
- セケンノハテマデ(モーニング、2012年 - 2016年、全4巻)
- ストロベリー(モーニング、2018年 - 2019年、全2巻)
- 『ラリーエクスプレス』誌上での4コマ漫画
- 『カーグラフィック』誌会員制ニュースペーパー掲載の漫画
- 月は見てたぞ(モーニング新マグナム増刊)
- そのワケは(モーニング新マグナム増刊)
- この猫の塩梅(ティーポ10月号増刊「NEKO」)
- 猫も寝てはならぬ(モーニング)
- 誰も知らんがな(イブニング 2022年2月22日 - 2023年2月 → コミックDAYS[3] 2023年9月 - )
ほか
イラスト等
編集- 一人前の男になれる対人心理学(齋藤勇著、カバーイラスト)
- 月に向かって足をあげろ / サタデーナイトちくしょうフィーバー(オシリペンペンズ、ジャケットイラスト)
- フォークソングの東京・聖地巡礼 1968-1985(金澤信幸著、カバーイラスト)
- CMの読み方(『週刊現代』のコラム)
- ワンダーワード-柴崎友香漫画家対談・エッセイ集(第2回に登場)
ほか
脚注
編集- ^ a b c d e “サラ イネス「誰も寝てはならぬ」 特集・インタビュー (1/7)”. コミックナタリー. 2018年4月3日閲覧。
- ^ a b “サラ イネス「誰も寝てはならぬ」 特集・インタビュー (3/7)”. コミックナタリー. 2018年4月3日閲覧。
- ^ “イブニングが23年間の歴史に幕、最終号に「アザゼルさん。」「ギャングキング」読み切り”. コミックナタリー (ナターシャ). (2023年2月28日) 2023年2月28日閲覧。
外部リンク
編集- サラ イネス (@SAARA_INES) - X(旧Twitter)
- モーニング公式サイト - 『誰も寝てはならぬ』作品情報