サポナリン
サポナリン(Saponarin)は、フラボングルコシドである。イソビテキシン(サポナレチン)の7-O-グルコシドである。サボンソウやヒスイカズラに含まれ、花の特徴的な緑色に寄与している。この特徴的な緑色は、マルビン(アントシアニン)とサポナリンが1:9の割合で存在することによる共色素効果の結果である。表皮からの樹液のpH7.9の塩基性下では、この2つの色素によって、青緑色を呈する。実験により、弱酸性下では、サポナリンは強い黄色を呈し、花を緑色にすることが分かっている[1]。トケイソウ属でも見られる。
サポナリン | |
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5-hydroxy-2-(4-hydroxyphenyl)-6-[3,4,5-trihydroxy-6-(hydroxymethyl)oxan-2-yl]-7-[3,4,5-trihydroxy-6-(hydroxymethyl)oxan-2-yl]oxychromen-4-one | |
別称 Isovitexin-7-O-glucoside Saponaretin-7-O-glucoside | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 20310-89-8 |
PubChem | 4636593 |
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特性 | |
化学式 | C27H30O15 |
モル質量 | 594.52 g/mol |
精密質量 | 594.15847 u |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
出典
編集- ^ Greenish blue flower colour of Strongylodon macrobotrys. Kosaku Takeda, Aki Fujii, Yohko Senda and Tsukasa Iwashina, Biochemical Systematics and Ecology, Volume 38, Issue 4, August 2010, Pages 630–633, doi:10.1016/j.bse.2010.07.014