サポゲニン(Sapogenin)は、サポニンアグリコン(非糖部分)である。サポゲニンは、ステロイド骨格またはトリテルペン骨格を含むのが特徴である。ステロイド骨格を持つサポゲニンとしては、例えば Chlorophytum arundinaceum塊茎から単離されたチゲニン、ネオギトゲニンおよびトコロゲニンがある[2]。ステロイド型サポゲニンには、ステロイドホルモン半合成において、実用的な原料物質として有益なものもある。

フェヌグリークにみられるサポゲニンであるヤモゲニンの化学構造[1]

サポゲニンとしては、この他にジオスゲニンやヘコゲニン[3]なども知られる。

参考文献

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  1. ^ Roland Hardman, Ezekiel Abayomi Sofowora (March 1970). “Isolation and characterization of yamogenin from balanites aegyptiaca”. Phytochemistry 9 (3): 645–649. doi:10.1016/S0031-9422(00)85706-4. 
  2. ^ Webster's Online Dictionary, definition: Sapogenin”. 2012年9月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年5月9日閲覧。
  3. ^ Djerassi, Carl; Martinez, H.; Rosenkranz, G. (1951). “Steroidal Sapogenins. Vii.1Experiments in the Hecogenin Series (Part 1)”. The Journal of Organic Chemistry 16 (2): 303–308. doi:10.1021/jo01142a021.