サニーロード
日本の三重県多気郡明和町と度会郡南伊勢町を結ぶ広域農道の通称
サニーロードは、三重県多気郡明和町有爾中と度会郡南伊勢町船越を結ぶ広域農道の通称である。三重県道530号田丸停車場斎明線と三重県道65号度会玉城線の一部、および三重県道169号玉城南勢線の全線からなる。
概要
編集路線データ
編集沿革
編集多気郡明和町、伊勢市、度会郡玉城町、度会町、南勢町(現南伊勢町)の要望により、明和町と南勢町を結ぶ広域農道が計画され、1974年(昭和49年)より着工される[2]。
計画より5年遅れ、1984年(昭和59年)に南勢町 - 伊勢市間が開通、1988年(昭和63年)には三重交通によりサニーロード経由で南勢町と伊勢市を結ぶ路線バスの運行が開始される。
1993年(平成5年)には伊勢自動車道玉城インターチェンジと接続、1996年(平成8年)に全線が開通、沿線からのアクセス道路として利用されている。
年表
編集- 1974年(昭和49年)11月15日 - 南勢町で着工式を挙行、サニーロードの愛称が発表される[3][4]。
- 1984年(昭和59年)9月11日 - サニーロードの一部となる三重県道719号伊勢路伊勢線バイパスの開通式を挙行、南勢町 - 伊勢市間が開通[5][6]。
- 1988年(昭和63年)5月1日 - サニーロードを経由する路線バス(伊勢市 - 南勢町間、愛称:サニー急行)が運行開始。
- 1993年(平成5年)3月29日 - 伊勢自動車道玉城インターチェンジと接続。
- 1996年(平成8年)7月7日 - 三重県道530号田丸停車場斎明線の開通式を挙行、サニーロード全線開通[7][8]。
- 1996年(平成8年)10月1日 - 玉城町勝田 - 南勢町船越間が県道に昇格、三重県道169号玉城南勢線となる。
路線状況
編集構成する路線
編集- 三重県道530号田丸停車場斎明線:多気郡明和町有爾中 - 度会郡玉城町勝田
- 三重県道65号度会玉城線:度会郡玉城町勝田地内
- 三重県道169号玉城南勢線:全線(度会郡玉城町勝田 - 度会郡南伊勢町船越)
重複区間
編集- 三重県道777号松阪伊勢自転車道線 (明和町有爾中〔起点〕- 玉城町下田辺)
主な道路構造物
編集すべて三重県道169号玉城南勢線沿線
橋梁
編集トンネル
編集地理
編集通過する自治体
編集交差する道路
編集- 三重県道37号鳥羽松阪線:起点
- 伊勢自動車道:玉城町勝田〔玉城IC〕
- 国道260号:終点
沿線
編集三重県道530号田丸停車場斎明線沿線
編集三重県道65号度会玉城線沿線
編集三重県道169号玉城南勢線沿線
編集- 汁谷池
- いせ上野台
- 伊勢市立上野小学校
- 宮川パークランド
- 横輪川
- 南勢クリーンセンター
- 南伊勢町立南勢中学校
参考文献
編集- 『南勢町誌』(1985年11月3日発行、南勢町)
- 『改訂増補 南勢町誌(上巻)』(2004年12月20日発行、南勢町)
- 『改訂増補 南勢町誌(下巻)』(2004年12月20日発行、南勢町)
- 『三重県 玉城町史 下巻』(2005年3月25日発行、玉城町)
- 『南伊勢地区 広域営農団地農道整備事業 概要書』(三重県 南勢志摩県民局伊勢農林水産事務所)
脚注
編集- ^ a b 『南勢町誌』441ページ
- ^ 『七月以降に着工延期 公共事業抑制の影響 南伊勢大規模農道』伊勢新聞 1974年4月2日付 1面
- ^ 『沿線発展の願い込め 南勢町 「サニーロード」起工式』中日新聞 1974年11月16日付 朝刊 10面 伊勢志摩版
- ^ 『南勢広域農道が起工 サニーロード 営農発展に期待』伊勢新聞 1974年11月16日付 1面
- ^ 『明和-南勢結ぶサニーロード まず2.2キロが開通』中日新聞 1984年9月12日付 朝刊 14面 伊勢志摩版
- ^ 『伊勢線バイパス開通』伊勢新聞 1984年9月12日付 1面
- ^ 『県道田丸停車場斉明線 最終区間あす開通 田丸城跡北側で記念式』中日新聞 1996年7月6日付 朝刊 22面 伊勢志摩版
- ^ 『玉城町 サニーロードが全通 関係者らテープカット』伊勢新聞 1996年7月8日付 10面 記事
- ^ 橋の銘板に記載。
- ^ 『南伊勢地区 広域営農団地農道整備事業 概要書』による。
- ^ 伊勢新聞 1983年11月18日付 8面 新聞広告
- ^ a b c d e トンネルの銘板に記載。
- ^ “修正小学校及び旧暁幼稚園利活用事業者の募集について【事業者決定】”. 明和町. 2023年3月13日閲覧。