サニヤー・マルホートラ
サニヤー・マルホートラ(Sanya Malhotra、1992年2月25日 - )は、インドのボリウッドで活動する女優。『ダンガル きっと、つよくなる』で女優デビューした。
サニヤー・マルホートラ Sanya Malhotra | |
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サニヤー・マルホートラ(2019年) | |
生年月日 | 1992年2月25日(32歳) |
出生地 | インド デリー |
職業 | 女優 |
活動期間 | 2016年- |
生い立ち
編集デリー出身で、コンテンポラリー・ダンスとバレエの経験がある[1]。
キャリア
編集サニヤーはダンス・リアリティ番組『Dance India Dance』に出演してトップ100入りを果たした[2]。ムンバイに移住後はテレビ番組のオーディションに参加しつつ、テレビコマーシャルのアシスタントカメラマンとして働いた[3]。広告業界で働く中で、キャスティング監督のムケーシュ・チャブラからオーディションに呼ばれ[2]、ファーティマー・サナー・シャイクと共に2016年公開の『ダンガル きっと、つよくなる』のオーディションに参加する[1]。同作はアマチュアレスリング選手のマハヴィル・シン・フォーガットと彼の娘であるフォーガット姉妹を題材にした伝記映画だが、彼女はアマチュアレスリングの知識がなかったため、役作りのためにレスリングに関するビデオを鑑賞して「レスラーの動き方、歩き方、ボディランゲージ」を学んだ[1]。2人はニテーシュ・ティワーリーとアーミル・カーンとの5回のオーディションでフィジカルトレーニングとワークショップを受け[3]、元レスラーのクリパ・シャンカル・パテル・ビシュノイから指導を受けた[3]。同作は興行的な成功を収め、2017年のインド映画興行成績第1位となった[4][5]。アヌパマ・チョープラーは、サニヤーが物語に「力強いサポート」を提供したと批評している[6]。同年にはアーミル・カーンがプロデュースした『シークレット・スーパースター』の楽曲「Sexy Baliye」の振り付けを担当している[7]。
2018年にヴィシャール・バルドワジの『Pataakha』に出演し、ラーディカー・マダンと共演した。同作はチャラン・シン・パティックの短編小説『Do Behnen』を原作とし、仲違いするラージャスターン州の姉妹を描いている[8]。2人は役作りのため、ラージャスターン州ジャイプル近郊のロンシ村に滞在して現地語や風俗を学び[9]、役作りのために体重を10キログラム増量している[10][11]。サニヤーの演技について、ラジャ・センは「異常なほどの熱意で役を演じている」「大胆不敵な女優に見える」と批評している[12]。同年には中年女性の妊娠問題を題材にした『Badhaai Ho』に出演し、アーユシュマーン・クラーナーと共演している。同作は興行的な成功を収め、批評家からも高い評価を得ている[13]。
2019年にリテーシュ・バトラの『Photograph』でナワーズッディーン・シッディーキーと共演し、同作はサンダンス映画祭と第69回ベルリン国際映画祭で上映された[14]。ハリウッド・リポーターは「breakout talent」特集でサニヤーを紹介し[15]、フィルム・コンパニオンのラーフル・デサイも彼女の演技を賞賛している[16]。サニヤーは同作の演技を評価され、フィルムフェア賞 審査員選出女優賞にノミネートされている[17]。
フィルモグラフィ
編集- ダンガル きっと、つよくなる(2016年) - バビータ・クマリ
- シークレット・スーパースター(2017年) - 「Sexy Baliye」の振り付け
- Pataakha(2018年) - ジェンダー・クマリ
- Badhaai Ho(2018年) - レニー・シャルマ
- Photograph(2019年) - ミロニ・シャー
- LUDO 〜4つの物語〜(2020年)
- Shakuntala Devi(2020年) - アヌパマ・バネルジー
- おかしな子(2021年) - サンディヤ
- Meenakshi Sundareshwar(2021年) - メーナクシ
- JAWAN/ジャワーン(2023年) - イーラム医師
出典
編集- ^ a b c “Dangal selection process: Sanya Malhotra talks about the emotionally exhausting experience”. India.com. (16 December 2016) 26 September 2018閲覧。
- ^ a b Awaasthi, Kavita (22 January 2017). “Dangal: For some reason, I thought it's a Kangana Ranaut film, says Sanya Malhotra”. Hindustan Times 26 September 2018閲覧。
- ^ a b c Rathi, Vasundhara (20 December 2016). “Braving the bruises”. The Hindu 26 September 2018閲覧。
- ^ Goswami, Parismita (23 December 2016). “Dangal review roundup: Critics verdict is out; check out what they have to say about Aamir Khan-starrer”. International Business Times 26 September 2018閲覧。
- ^ Cain, Rob (19 June 2017). “How An Indian Drama Became The World's Highest-Grossing Sports Movie Of 2017”. Forbes 2020年2月29日閲覧。
- ^ Chopra, Anupama (22 December 2016). “Dangal Movie Review”. Film Companion. 24 May 2017時点のオリジナルよりアーカイブ。24 May 2017閲覧。
- ^ Goyal, Divya (16 October 2017). “Secret Superstar: Sanya Malhotra Enjoyed Making Aamir Khan Dance To Sexy Baliye This Much”. NDTV 28 September 2018閲覧。
- ^ Jhunjhunwala, Udita (14 September 2018). “Blood is thicker”. Mint 26 September 2018閲覧。
- ^ Iyer, Sanyukta (7 April 2018). “Sanya Malhotra, Radhika Madan in Vishal Bhardwaj's next”. Mumbai Mirror 26 September 2018閲覧。
- ^ Countinho, Natasha (23 June 2018). “Vishal Bhardwaj's Pataakha opens on September 28”. Mumbai Mirror 26 September 2018閲覧。
- ^ “This is why Sanya Malhotra is gaining weight for Vishal Bhardwaj's film”. Hindustan Times. (11 May 2018) 26 September 2018閲覧。
- ^ Sen, Raja (28 September 2018). “Pataakha review: The new Vishal Bhardwaj film is colourful, noisy and dazzling”. Hindustan Times 29 September 2018閲覧。
- ^ “Saif's Baazaar Earns Rs 11.93 Cr in 3 Days, Ayushmann's Badhaai Ho Gets Closer to Rs 100-Cr Mark”. CNN-News18. (29 October 2018) 1 November 2018閲覧。
- ^ Mankad, Himesh (2 February 2019). “Sanya Malhotra on being hailed as a global talent to watch out for: It feels great to be appreciated”. Mumbai Mirror 3 February 2019閲覧。
- ^ Roxborough, Scott (5 February 2019). “5 Breakout Talents to Watch From the Berlin Film Festival” 14 February 2019閲覧。
- ^ Desai, Rahul (28 January 2019). “Slow-Burning Mumbai And A Leap Of Inter-Faith In Ritesh Batra's "Photograph"” 3 February 2019閲覧。
- ^ “Nominations for Filmfare Awards 2020”. Filmfare 3 February 2020閲覧。