サトイモ属Colocasia[2][3]は、サトイモ科に属する。 所属はおおよそ20種、[2]熱帯および亜熱帯アジアに広く分布する。[2] その中でもタロイモ (Colocasia esculenta) は農業、園芸分野で多くの栽培品種が作出されている。

サトイモ属
サトイモ属 (Colocasia esculenta)
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 単子葉類 monocots
: オモダカ目 Alismatales
: サトイモ科 Araceae
亜科 : サトイモ亜科 Aroideae
: サトイモ属 Colocasia[1]
学名
Colocasia Schott
多数(本文参照)

特徴

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常緑性多年で、[2]種類によっては草本植物としては大きく成長し、 乳濁液を含む。[2] 多くの種は地下茎、極一部の種は匍匐茎をもち、通常は短い"茎"の頂部に葉と花序をつける。[2] 葉柄をもち、20 - 150cmになる。

葉と花序が同時に存在し雌雄同株。 花序はサトイモ科に共通する肉穂花序で、仏炎苞に包まれた花序がある。花序の配置は基部より雌花、仮雄蕊、雄花の順である。 果実には複数の種子が形成される。

食草とするチョウ

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サトイモ属を食草とするチョウ目にはヒゲナガコウモリガ属(Palpifer)のPalpifer murinusシロテンコウモリ英語版などがある。

系統分類と分布

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サトイモ属の分布域

サトイモ属はハインリッヒ・ヴィルヘルム・ショットシュテファン・エンドリヒャーと共に1832年に記したMeletemata Botanicaのp. 18で命名された。異名Colocasia Schott およびLeucocasia Schott.である。 [4][5]

サトイモ属は熱帯亜熱帯アジアに広く分布する。

 
ハスイモ
 
タロイモの"球茎"
 
サトイモの1品種'ブラックマジック'
 
サトイモの1品種'イエロースプラッシュ'

サトイモ属には11種または20種 が属する:

利用

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サトイモ(Colocasia esculenta、海外ではタロイモに含まれる)は食用栽培品種として7000年以上栽培されているとされている。[6] 主に澱粉を多く含む球茎を収穫し、馬鈴薯の様な調理法で食される。 多くのミネラル、ビタミンA、B、Cが含まれる葉や葉柄も地域、品種によっては食用とされる。

参考文献

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脚注

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  1. ^ 以上は『維管束植物分類表 = Syllabus of the Vascular Plants of Japan』(初版)北隆館、2013年4月、47-48頁。ISBN 978-4-8326-0975-4 
  2. ^ a b c d e f Li Heng, P. C. Boyce: Colocasia, S. 22–23 - textgleich online wie gedrucktes Werk, In: Wu Zheng-yi, Peter H. Raven, Deyuan Hong (Hrsg.): Flora of China. Volume 23: Acoraceae through Cyperaceae, Science Press und Missouri Botanical Garden Press, Beijing und St. Louis, 2010. ISBN 978-1-930723-99-3
  3. ^ Walter Erhardt, Erich Götz, Nils Bödeker, Siegmund Seybold: Der große Zander. Enzyklopädie der Pflanzennamen. Band 2. Arten und Sorten. Eugen Ulmer, Stuttgart (Hohenheim) 2008, ISBN 978-3-8001-5406-7.
  4. ^ Rafael Govaerts (Hrsg.): World Checklist of Selected Plant Families: Colocasia. Royal Botanic Gardens Kew, Zugriff am 25. August 2016.
  5. ^ "Colocasia". Tropicos. Missouri Botanical Garden.
  6. ^ Alan Davidson, Helen Saberi und Tom Jaine: The Oxford companion to food, Oxford 2006, Seite 785.

関連項目

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外部リンク

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