サスペリア (2018年の映画)

サスペリア』(Suspiria)は、2018年アメリカ合衆国イタリア合作によるホラー映画1977年ダリオ・アルジェント監督のホラー映画『サスペリア』のリメイク。監督はルカ・グァダニーノ[5][6][7]、出演はダコタ・ジョンソンクロエ・グレース・モレッツティルダ・スウィントン[8]で、オリジナル版の主演女優であるジェシカ・ハーパーも出演する[9]

サスペリア
Suspiria
監督 ルカ・グァダニーノ
脚本 デヴィッド・カイガニック英語版
原作 ダリオ・アルジェント
(オリジナル脚本)
ダリア・ニコロディ
(オリジナル脚本)
製作 マルコ・モラビート英語版
ブラッドリー・J・フィッシャー英語版
ルカ・グァダニーノ
デヴィッド・カイガニック
シルヴィア・ヴェンチュリーニ・フェンディ
フランチェスコ・メルツィ・デリル
ウィリアム・シェラック
ガブリエレ・モレッティ
製作総指揮 キンバリー・スチュワード
ローレン・ベック
ジョシュ・ゴッドフリー
ステラ・サヴィーノ
ジェームズ・ヴァンダービルト
ロベルト・マンニ
マッシミリアーノ・ヴィオランテ
カルロ・アントネッリ
出演者 ダコタ・ジョンソン
ティルダ・スウィントン
ミア・ゴス
ジェシカ・ハーパー
クロエ・グレース・モレッツ
音楽 トム・ヨーク
主題歌 トム・ヨーク『Suspirium』
撮影 サヨムプー・ムックディプローム
編集 ヴァルテル・ファサーノ
製作会社 K Period Media
Frenesy Film Company
Videa
Mythology Entertainment
First Sun
Memo Films
配給 アメリカ合衆国の旗 アマゾン・スタジオ
日本の旗 ギャガ
公開 アメリカ合衆国の旗 2018年10月26日
日本の旗 2019年1月25日[1]
上映時間 152分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
イタリアの旗 イタリア
言語 英語ドイツ語
製作費 $20,000,000[2]
興行収入 アメリカ合衆国の旗カナダの旗 $2,483,472[3][4]
世界の旗 $7,942,093[4]
テンプレートを表示

日本公開時のキャッチコピーは「その踊りは、死を招く。」。そして、これに加えてオリジナル版と同じ「決してひとりでは見ないでください。」が採用された[10]

ストーリー

編集

米ソ冷戦真っ只中の1977年ベルリン。アメリカからやってきた少女スージーは、モダンダンスを踊る舞踊団へ入学する。

精神科医のクレンペラーは、患者のパトリシアから自分が入団している舞踊団で夜な夜な奇妙な悪魔崇拝の儀式が行われていると聞き、その後パトリシアから一切連絡が取れなくなったことを不審に思い、独自に調査を行い始める。

オリジナル版との違い

編集

スタッフ

編集
  • 監督: ルカ・グァダニーノ
  • 製作: マルコ・モラビート、ブラッドリー・J・フィッシャー
  • 編集: ヴァルテル・ファサーノ
  • 撮影監督: サヨムプー・ムックディプローム
  • 音楽: トム・ヨーク
  • プロダクション・デザイン: インバル・ワインバーグ
  • 衣装デザイン: ジュリア・ピエルサンティ
  • 振付師: ダミアン・ジャレ英語版

キャスト

編集

※括弧内は日本語吹替声優(Amazonプライムでのみ配信)。

ジョセフ・クレンペラー役でクレジットされているルッツ・エバースドルフの正体は特殊メイクを施したティルダ・スウィントンである。

作品の評価

編集

Rotten Tomatoesによれば、批評家の一致した見解は「『サスペリア』は酔わせるようなテーマを派手な勢いで攻撃し、大胆に対立的である視聴体験を提供している。そして決して万人向けではない。」であり、326件の評論のうち高評価は65%にあたる212件で、平均点は10点満点中6.9点となっている[11]Metacriticによれば、56件の評論のうち、高評価は33件、賛否混在は16件、低評価は7件で、平均点は100点満点中64点となっている[12]

備考

編集

脚注

編集

注釈

編集
  1. ^ 岡本はオリジナル版のTBS版でジェシカ・ハーパーを担当している。

出典

編集
  1. ^ “グァダニーノ版「サスペリア」狂気、恐怖の一端が垣間見える予告&監督絶賛の日本版ポスター”. 映画.com. (2018年12月14日). https://eiga.com/news/20181214/20/ 2018年12月20日閲覧。 
  2. ^ Wiseman, Andreas (August 29, 2018). “‘Suspiria’: Luca Guadagnino On Amazon’s Wild First Horror Pic, Dakota Johnson, That Comic-Con Scene & Sequels” (英語). Deadline Hollywood (Penske Business Media). オリジナルのOctober 20, 2018時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20181020210425/https://deadline.com/2018/08/suspiria-luca-guadagnino-amazon-dakota-johnson-comic-con-sequels-1202453398/ 
  3. ^ Suspiria (2018)” (英語). The Numbers. October 2, 2019閲覧。
  4. ^ a b Suspiria” (英語). Box Office Mojo. 2021年3月14日閲覧。
  5. ^ “Luca Guadagnino Talks Making ‘Splash,’ Next Is ‘Suspiria’ Redo” (英語). Variety. (6 September 2015). https://variety.com/2015/film/festivals/luca-guadagnino-talks-making-a-bigger-splash-next-up-is-redo-of-dario-argentos-suspiria-1201587085/ 2015年9月14日閲覧。 
  6. ^ “大ヒットホラー『サスペリア』リメイク再始動、新監督決定で今冬撮影”. クランクイン!. (2015年9月23日). https://www.crank-in.net/news/38867 2017年2月9日閲覧。 
  7. ^ “リメイク版『サスペリア』ティザービジュアル公開!監督来日も決定”. シネマトゥデイ. (2018年10月29日). https://www.cinematoday.jp/news/N0104530 2018年10月30日閲覧。 
  8. ^ “クロエ・グレース・モレッツ「サスペリア」リメイク版でダコタ・ジョンソンらと共演”. 映画.com. (2016年10月7日). https://eiga.com/news/20161007/18/ 2017年2月9日閲覧。 
  9. ^ “クロエ・グレース・モレッツ主演、リメイク版『サスペリア』にオリジナル版でヒロインを演じたジェシカ・ハーパー参加”. cuemovie. (2016年11月1日). http://www.cuemovie.com/news/suspiria-remake-jessica-harper/ 2017年2月9日閲覧。 
  10. ^ “決してひとりでは見ないでください…「サスペリア」ポスター公開、監督来日も決定”. 映画ナタリー. (2018年10月29日). https://natalie.mu/eiga/news/305625 2018年10月30日閲覧。 
  11. ^ Suspiria (2018)” (英語). Rotten Tomatoes. 2021年3月14日閲覧。
  12. ^ Suspiria (2018) Reviews” (英語). Metacritic. 2021年3月14日閲覧。
  13. ^ 【単独インタビュー】ルカ・グァダニーノが新作『サスペリア』を語る”. Fan's Voice〈ファンズボイス〉 (2019年1月25日). 2023年2月19日閲覧。

外部リンク

編集