サイモン・クーパー (軍人)
サー・サイモン・クリスティ・クーパーGCVO(Sir Simon Christie Cooper, 1936年 - )は、イギリスの軍人。イギリス陸軍の将校として、王室師団長、ロンドン軍管区長、王室内務主事(Master of the Household)などを歴任した[1]。
サー・サイモン・クーパー Sir Simon Cooper | |
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M1エイブラムス戦車の操縦席に入るクーパー(1985年) | |
生誕 | 1936年(87 - 88歳) |
所属組織 | イギリス陸軍 |
軍歴 | 1956年 - 1991年 |
最終階級 | 少将(Major-General) |
軍歴
編集1936年、陸軍少将ケネス・クーパーの息子として生を受ける。ウィンチェスター・スクールおよび王立陸軍大学で陸軍士官として教育を受け、1956年にライフガーズ連隊に配属された[2]。
その後、アデンやロンドンでの勤務を経て、1957年から1963年までライン軍団に所属する王室騎兵連隊の連隊付副官(Adjutant)として勤務。1965年、陸軍参謀総長付の副官(Aide-de-camp)として勤務。1966年から1967年、インドネシア・マレーシア紛争最中のボルネオ島やマラヤ危機最中のマレー半島に派遣される。
1968年から参謀大学で教育を受け、参謀将校としての資格を得る。1969年から1975年まではライン軍団に勤務し、また1974年から1976年までライフガーズ連隊の連隊長を務めた。1976年から1978年まで参謀大学にて参謀長(General Staff Officer)として勤務し、その後は王室騎兵連隊長たるシルバースティックを務める。1981年から1982年、王立装甲軍団センターの司令官を務める。
1983年、防衛学王立大学で教育を受ける。1983年10月20日には少将に昇進。1984年から1987年まで王立装甲軍団の総監(Director)を務めた後、サンドハースト王立陸軍士官学校校長に就任した[3]。1989年から1991年、王室師団長たるロンドン軍管区長に就任[3]。1991年8月26日、陸軍を退役。
退役後
編集1992年、王室内務主事(Master of the Household)に就任し[4]、2000年まで務める。また、1992年には同時に侍従(Extra Equerry)の肩書を与えられている[5]。
受章等
編集1987年にはロイヤル・ヨーマンリー連隊から名誉大佐(Honorary Colonel)の称号を贈られている[6]。
クーパーは1991年に王室師団長の任期を終えた際にロイヤル・ヴィクトリア勲章ナイト・コマンダー級(KCVO)を受章しており[7]、また2000年に王室内務主事を退職した際にはナイト・グランド・クロス級(GCVO)に昇格されている[8]。
脚注
編集- ^ Tomlinson, Richard (20 Dec 1992). “They also serve, who only ush”. Independent
- ^ "No. 40802". The London Gazette (Supplement) (英語). 8 June 1956. p. 3433. 2010年6月5日閲覧。
- ^ a b Royal Armouries
- ^ "No. 53037". The London Gazette (英語). 4 September 1992. p. 14897. 2010年6月5日閲覧。
- ^ "No. 53072". The London Gazette (英語). 9 October 1992. p. 16931. 2010年6月5日閲覧。
- ^ "No. 51136". The London Gazette (Supplement) (英語). 30 November 1987. p. 14769. 2010年6月5日閲覧。
- ^ "No. 52592". The London Gazette (英語). 2 July 1991. p. 10097. 2010年6月5日閲覧。
- ^ "No. 55939". The London Gazette (英語). 11 August 2000. p. 8923. 2010年6月5日閲覧。
軍職 | ||
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先代 リチャード・ケイトリー |
サンドハースト王立陸軍士官学校校長 1987 - 1989 |
次代 ペーター・グラハム |
先代 クリストファー・エアリー |
ロンドン軍管区長 1989 - 1991 |
次代 ロバート・コルベット |