サイバー警察局
日本の警察庁の内部部局の一つ
サイバー警察局 (サイバーけいさつきょく) は、警察庁の内部部局の一つ。2022年4月にそれまでの情報通信局の振り替えで設置された。局長は警察官をもって充てることとされているが、警察庁技官として採用された者が警察官(警視監)に任官し補職された例もある。
任務
編集- サイバー警察局は、官民連携、人材育成等の基盤整備、各国との情報交換、サイバー事案の捜査指導、高度な解析への技術支援等を行う。また、関東管区警察局にサイバー特別捜査部が設置され、ランサムウエアやインフラを狙ったサイバー攻撃など重大なサイバー犯罪に対し国の警察として直接捜査する。一方、インターネットを介した詐欺や名誉毀損などは従来通り、被害者のいる都道府県警察が中心に捜査する。
沿革
編集組織
編集- サイバー企画課
- 官民連携推進室
- サイバー捜査課
- 国際サイバー捜査調整官
- 情報技術解析課
- 高度情報技術解析センター
- 解析技術評価分析官
- サイバーテロ対策技術室
歴代局長
編集代 | 氏名 | 在任期間 | 前職 | 後職 |
---|---|---|---|---|
1 | 河原淳平 | 2022年4月1日 - 2024年1月26日 | 情報通信局長 | 辞職 |
2 | 大橋一夫 | 2024年1月26日 - 2024年11月5日 | 警察庁長官官房審議官(サイバー警察局担当) | 関東管区警察局長 |
3 | 逢阪貴士 | 2024年11月5日 - | 内閣総理大臣秘書官(事務担当) | 現職 |
脚注
編集- ^ “「サイバー警察局」が発足、警察庁 高まる脅威に対応”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社). (2022年4月1日) 2023年6月11日閲覧。