サイダ (アルジェリア)
アルジェリアの都市
サイダ(アラビア語: سعيدة、Saïda)は、アルジェリアの都市。サイダ県の県都に定められている。2004年当時の人口は約131,000人[1]。
サイダ سعيدة | |
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標語: "From the people, for the people" | |
サイダ県内でのサイダの位置 | |
北緯34度50分 東経0度9分 / 北緯34.833度 東経0.150度 | |
国 | アルジェリア |
県 | サイダ県 |
等時帯 | UTC+1 (CET) |
ISO 3166コード | CP |
オランの南東約174km、テル・アトラス山脈の南麓に位置する。サイダ川右岸に位置し、周辺では小麦、オリーブ、ブドウなどが栽培される[1]。
歴史
編集フランスによるアルジェリアの植民地化に抵抗したアブド・アルカーディルはサイダに拠点を置き、1844年にフランス軍の攻撃を受けた際にアブド・アルカーディルは町を焼き払った。1854年にサイダはフランスの軍事拠点として再建され、後にフランス外人部隊の基地が置かれた[1]。
産業
編集サイダはヒツジ、ヤギの商取引、革製品の製造、ミネラルウォーターの採取・販売で知られている[1]。また、食品工業、セメント工業も発達している[2]。
交通
編集サイダには鉄道が通り、町の北には空港が置かれている[2]。線路には狭軌のレールが使われているが、標準軌への切り替えが予定されている。
脚注
編集参考文献
編集- 飯山陽「サイーダ」『世界地名大事典 3』 中東・アフリカ、朝倉書店、2012年11月。ISBN 978-4-254-16893-8。
- 三省堂編修所 編『コンサイス外国地名事典』(第3版)三省堂、1998年4月。ISBN 978-4-385-15338-4。