ゴールデンライオンタマリン
タマリンの一種
ゴールデンライオンタマリン(Leontopithecus rosalia)は、哺乳綱サル目(霊長目)オマキザル科ライオンタマリン属に分類されるサル。
ゴールデンライオンタマリン | ||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ゴールデンライオンタマリン
Leontopithecus rosalia | ||||||||||||||||||||||||||||||
保全状況評価[a 1][a 2] | ||||||||||||||||||||||||||||||
ENDANGERED (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) ワシントン条約附属書I
| ||||||||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||||||||||
学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Leontopithecus rosalia (Linnaeus, 1766) | ||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
ゴールデンライオンタマリン | ||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Golden lion tamarin | ||||||||||||||||||||||||||||||
分布
編集形態
編集体長25-31センチメートル[3]。尾長31.5-40センチメートル[3]。体重0.6-0.9キログラム[3]。マーモセット亜科最大種[1][3]。頭頂部や頬、頸部の体毛が鬣状に伸長し[1]、ライオンのように見えることが名前の由来[2][3]。全身の毛衣は光沢のある赤みがかった黄色で、名前の由来になっている[3]。種小名rosaliaは「バラの」の意[2]。
分類
編集ライオンタマリン属の他種を本種の亜種とする説もある(その場合は和名がライオンタマリンとなり、基亜種がゴールデンライオンタマリンになる)[3]。
生態
編集熱帯雨林に生息するが、開発に伴い熱帯雨林が減少したため二次林にも生息する[3]。昼行性で、夜間になると樹洞などで休み数年にわたり同じ樹洞を用いることもある[3]。200ヘクタールの行動圏内で生活する[3]。1頭のメスと主に2-3頭のオスが含まれる2-11頭の群れを形成して生活する[3]。
人間との関係
編集生息地では食用とされたこともあった[1]。
開発による生息地の破壊、ペットや展示用の乱獲などにより生息数は減少した[1][3]。ポソダンタ生物保護区の指定[1]、飼育下繁殖させた個体を再導入する試みが進められ生息数は増加している[3]。1960年代の生息数は200頭と推定されている[3]。
注釈
編集参考文献
編集関連項目
編集外部リンク
編集- ^ CITES homepage
- ^
The IUCN Red List of Threatened Species
- Rylands, A.B., Kierulff, M.C.M., Mendes. S.L. & de Oliveira, M.M. 2008. Leontopithecus rosalia. In: IUCN 2011. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2011.1.