ゴーイング・ダウン (Going Down)は、アメリカ合衆国ミュージシャンソングライタードン・ニックスが作詞作曲し、1969年にロック・バンド、モロックが最初に取り上げた楽曲である。1971年にリリースされたフレディ・キングのバージョンで知られるようになった[3]

「ゴーイング・ダウン」
フレディ・キングシングル
初出アルバム『Getting Ready...』
B面 Tore Down
リリース
規格 シングル[1]
録音 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国イリノイ州シカゴターマー・チェス・スタジオ[2]
ジャンル ブルース・ロックブルースR&B
時間
レーベル シェルター・レコード 7303
作詞・作曲 ドン・ニックス
プロデュース ドン・ニックス
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概要

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ゴーイング・ダウン」は、フレディ・キングを始め、ジェフ・ベック・グループザ・フーディープ・パープルブライアン・フェリーチキン・シャックら多くのアーティストによって取り上げられ[4]、ブルース・ロックの定番曲の地位を確固たるものとした[5]

楽曲は基本的には12小節のブルース形式を踏襲しているが、コードがIVあるいはVからIに戻る前に、I-VII-IV-III(キーがDの場合にはD-C-G-F)というコードが4段階で下降していくパターンが挿入されるのが特徴的である[6]

メンフィスのサイケデリック・ロック・シーンから登場したブルース・ロック・バンド、モロック(Moloch)[7]の1969年リリースのデビュー・アルバム『Moloch』に収録された。同作は、ドン・ニックスがプロデューサー、編曲者、エンジニアとして全面的に関わっており、ソングライティングも全曲彼が手掛けている。収録曲の中には「ゴーイング・ダウン」同様にフレディ・キングの持ち歌として知られることになる「セイム・オールド・ブルース」も含まれている[8]

1970年にシェルター・レコードとアーティストとして契約をしたニックス[9]が同レーベルから翌年リリースとなったフレディ・キングのアルバム『Getting Ready...』でプロデュースを担当し、キングはここで「ゴーイング・ダウン」を取り上げた[2]。翌年には、ジェフ・ベック・グループがグループと同名のアルバムで取り上げている[10]

その他のバージョン

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ニックス自身は、1971年のファリー・ルイスらとのツアーを収録したアラバマ・ステイト・トゥルーパーズ名義のライヴ・アルバム『The Alabama State Troupers Road Show』(1972年リリース)で歌っているのを始め[11][12]、2002年のアルバム『Goin' Down: The Songs of Don Nix』でもセルフ・カバーをしている[13]

その他、ジョン・リー・フッカー、サヴォイ・ブラウン、スティーヴィー・レイ・ヴォーン、ガヴァメント・ミュール、J・J・ケイルジョン・メイオールら幅広い分野の多くのアーティストがカバーしている[4]

脚注

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外部リンク

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