ゴレブカ (小惑星)
小惑星
ゴレブカ(もしくはゴレフカ、6489 Golevka)は、アポロ群の小惑星。1991年にパロマー天文台で発見された。
ゴレブカ 6489 Golevka | |
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レーダー観測によるゴレブカの画像
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仮符号・別名 | 1991 JX |
分類 | 地球近傍小惑星(PHA) |
軌道の種類 | アポロ群 (アリンダ族 火星横断) |
発見 | |
発見日 | 1991年5月10日 |
発見者 | E. F. ヘリン |
軌道要素と性質 元期:2008年11月30日 (JD 2,454,800.5) | |
軌道長半径 (a) | 2.498 AU |
近日点距離 (q) | 0.986 AU |
遠日点距離 (Q) | 4.010 AU |
離心率 (e) | 0.605 |
公転周期 (P) | 3.95 年 |
軌道傾斜角 (i) | 2.28 度 |
近日点引数 (ω) | 66.88 度 |
昇交点黄経 (Ω) | 210.93 度 |
平均近点角 (M) | 137.50 度 |
物理的性質 | |
長短径 | 1.4 × 0.6 km |
直径 | (平均)0.53 km |
質量 | 2.10 ×1011 kg |
平均密度 | 2.7 ± 0.5 g/cm3 |
表面重力 | 0.0002 m/s2 |
脱出速度 | 0.0003 km/s |
自転周期 | 6.0297 時間 |
スペクトル分類 | Q |
絶対等級 (H) | 19.2 |
アルベド(反射能) | 0.10 |
表面温度 | ~176 K |
■Template (■ノート ■解説) ■Project |
1995年6月に当時まだ正式な名前がなかったこの小惑星が地球へ接近した時、アメリカ合衆国のゴールドストーン(ゴールドストーン天文台)、ウクライナのエウパトリア、そして日本の鹿島(鹿島宇宙通信センター)にある電波望遠鏡が共同でレーダー観測を行った。これはゴールドストーンから小惑星に向けて電波を発信し、反射波を他の二ヶ所で受信するものだった。
小惑星は、観測が行われた三ヶ所の地名からそれぞれ数文字を取って (Goldstone, Evpatoria, Kashima)、翌1996年1月にゴレブカと命名された。
ゴレブカは奇妙な角張った姿をしていて、どの方向から見ても異なる形に見える。2003年、レーダー観測の結果からヤルコフスキー効果が初めて確認された。
21世紀中にゴレブカは3回地球へ接近する。その年と距離は2046年 (0.05 AU)、2069年 (0.1 AU)、そして2092年 (0.11 AU) である。
関連項目
編集外部リンク
編集- ゴレブカの軌道要素(JPL、英語)