コーヒーカップ (遊具)
アトラクションの一種
コーヒーカップ (英: Coffee Cup) は、遊園地の遊具の一つ。ティーカップ(Tea Cup)と呼ぶ遊園地も多い。英語圏の国ではティーカップと呼ぶのが基本である。
概要
編集大人も子供でも楽しめる遊園地の定番の遊具である。食器のコーヒーカップをモチーフとした乗り物で、3 - 4人が座れるベンチがカップ内部に取り付けてある。
スタートすると、カップが乗っている床面自体が回転する(カップ自体がメリーゴーラウンドのように動く)と同時に、個々のカップも回転する。また中央にあるハンドルを回すことで、乗っているカップの回転速度を増すこともできる。原理的には遊星歯車機構を利用した遊具である[1]。
見た目の可愛らしさとは裏腹に体への負担は意外に大きく、三半規管の弱い人間の場合、回転性めまいによって吐き気を催す場合などもある。
一覧
編集- 東京ディズニーランド(千葉県)『アリスのティーパーティー』
- 東京ディズニーシー(千葉県)『ワールプール』 - ハンドルを回すのではなく、体重バランスによって回転が変化する。
- ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(大阪府)『ハローキティのカップケーキ・ドリーム』
- レゴランド・ジャパン(愛知県)『イマジネーション・セレブレーション』 - アイスの「ピノ」をモチーフにしている。
- 那須ハイランドパーク(栃木県)
- 東京ドームシティアトラクションズ(東京都)『ピクシーカップ』
- 東京サマーランド(東京都)
- 東武動物公園(埼玉県)
- 横浜・八景島シーパラダイス(神奈川県)『ドランケン・バレル』 - 乗り物が樽の形をしており、床面も傾く。
- さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト(神奈川県)『パディントン ベア ティーパーティー』
- 富士急ハイランド(山梨県)
- 浜名湖パルパル(静岡県)
- ナガシマスパーランド(三重県)
- パルケエスパーニャ(三重県)『トマティーナ』 - 遊具が8の字を描いて回転する。
- 近鉄あやめ池遊園地(奈良県)(2004年6月6日をもって閉園)
- ひらかたパーク(大阪府)
- ディズニーランド、マジック・キングダム(アメリカ) - 『マッド・ティーパーティー』
- ディズニーランド・パーク(フランス)、香港ディズニーランド(中国) - 『マッドハッター・ティーカップ』
- 上海ディズニーランド(中国)- 『ハニーポット・スピン』
コーヒーカップを題材とした作品
編集音楽
編集- 伊藤康英作曲 組曲「遊園地の一日」より「コーヒーカップのロンド」
- yes, mama ok?「コーヒーカップでランデヴーって最高よ」作詞・作曲:金剛地武志
脚注
編集- ^ LEGOと紙とパソコンと-コーヒーカップの描く軌跡- (PDF) 小杉亮人