コルト・スタジアムColt Stadium)は、アメリカテキサス州ヒューストンにかつて存在した野球場MLBヒューストン・コルト45's(現ヒューストン・アストロズ)が1962年から1964年の3年間、本拠地として使用していた[1]

コルト・スタジアム
Colt Stadium
施設データ
所在地 Houston, Texas
開場 1962年4月10日
閉場 1964年9月24日
所有者 ハリス群
グラウンド 天然芝
建設費 200万ドル
設計者 不明
建設者 不明
使用チーム • 開催試合
ヒューストン・コルト45's(開場 ~ 1964年)
収容人員
33,010人
グラウンドデータ
球場規模 左翼 - 360 ft (約109.7 m)
左中間 - 395 ft (約120.4 m)
中堅 - 420 ft (約128.0 m)
中堅最深部 - 427 ft (約130.1 m)
右中間 - 395 ft (約120.4 m)
右翼 - 360 ft (約109.7 m)
バックネット - 60 ft (約18.3 m)
フェンス 両翼 - 8 ft (約2.4 m)
中堅 - 30 ft (約9.1 m)

1962年の球団数拡張に伴って誕生したヒューストン・コルト45'sの本拠地として、アストロドームが完成するまで暫定的に使用された。普通は既存の球場を使うが、ヒューストンにあったバッファロー・スタジアムは観客収容数がMLB規定を満たさなかったため取られた措置である[1]。建設費用は150万ドルと格安だった[1]

しかし元々沼地だったところに建設され、しかも屋外球場のため、夏場の蒸し暑さやの大量発生などに悩まされた。1試合で100人以上が医務室に運ばれた事や、ビールよりも虫除けスプレーが売れた事もあった[1]

並行して建設が始まったアストロドームが1965年に完成すると役目を終え、しばらくは練習場や資材置き場に使われていたが[1]、1960年代後半にリーガ・メヒカーナ・デ・ベイスボルの球団に10万ドルで売却され、メキシコドゥランゴ州ゴメス・パラシオに移設された。跡地はアストロドームの駐車場になった。

脚注

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  1. ^ a b c d e アメリカ野球雑学概論 「仮設球場」での3シーズン『週刊ベースボール』2011年12月12日号、ベースボール・マガジン社、2011年、雑誌20442-12/12, 82頁。
前本拠地:
n/a
-
ヒューストン・アストロズの本拠地
1962 - 1964
次本拠地:
アストロドーム
1965 - 1999