コルク語(Korku)は、オーストロアジア語族ムンダ語派に属す言語。インド中央部のマディヤ・プラデーシュ州マハーラーシュトラ州コルク族によって話されている。彼らの近縁語ははるか遠くのインド東部に分布し、オーストロアジア語族の中では最も西に位置する言語である。コルク族の分布はドラビダ系ゴンド族に囲まれている。

コルク語
話される国 インド中央部 (マディヤ・プラデーシュ州, マハーラーシュトラ州)
創案時期 2011 国勢調査
民族 コルク族
話者数 727,133, コルク族の73%
言語系統
表記体系 デーヴァナーガリーの一種[1]
言語コード
ISO 639-3 kfq
Glottolog kork1243[2]
テンプレートを表示
インドのオーストロアジア語族の言語の分布図。コルク語はインド中央部に孤立的に分布し、最も西部に位置するオーストロアジア系言語である。

コルク族はニハリ族(その多くは伝統的にコルク族の特別地区に居住していた)と密接に関わっている[3]

近年は話者は減少傾向にあり、ヒンディー語への言語交替が進んでいるため、ユネスコの消滅危機言語に指定されている[4]

脚注

編集
  1. ^ Sebeok, Thomas Albert, ed (1971). Current Trends in Linguistics. Walter de Gruyter. pp. 425. オリジナルの7 December 2014時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20141207082534/https://books.google.com/books?id=JqYMTdBws40C&q=balbodh 
  2. ^ Hammarström, Harald; Forkel, Robert; Haspelmath, Martin et al., eds (2016). “Korku”. Glottolog 2.7. Jena: Max Planck Institute for the Science of Human History. http://glottolog.org/resource/languoid/id/kork1243 
  3. ^ Nihali
  4. ^ Korku” (英語). UNESCO Atlas of the World's Languages in danger. UNESCO. 2018年3月18日閲覧。