コリノイド(Corrinoid)は、4つのピロール環を持つ環状構造であるコリン骨格を持つ化合物の総称である。ポルフィリンと類似している。コロールという慣用名を持つオクタデヒドロコリンに基づく化合物が含まれる[2]

1975年のIUPAC標準に沿った番号を付したコリン環。プロフィリン環と比べ、20番がない。21番から24番は、以前は20番から23番と書かれていた[1]
ビタミンB12 (コバラミン)

コバラミン(ビタミンB12)は最もよく知られたコリノイドである。他にも、コビリニン酸やそのヘキサアミドコビリン酸コビニン酸やそのヘキサアミドのコビナミドカルバミン酸コバミド等が含まれる。

"Cob-"という接頭辞を持つ物質はコバルトの誘導体である。コバルトがその他の金属や水素に置き換わると、「フェロバミン酸」や「ヒドロジェノバンミン酸」等のように名前も変わる。

出典

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  1. ^ Dorothy Crowfoot Hodgkin (1965-11-16). “The Structure of the Corrin Nucleus from X-ray Analysis”. Proceedings of the Royal Society of London. Series A, Mathematical and Physical Sciences 288 (1414): 294–305. http://www.jstor.org/stable/2415001. 
  2. ^ The Nomenclature of Corrinoids: Recommendations 1975”. IUPAC-IUB Commission on Biochemical Nomenclature (CBN) (1975年). 2011年4月23日閲覧。

外部リンク

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