コリアサット7号
コリアサット7号(Koreasat7)は韓国の静止通信衛星である。ムグンファ7号(Mugungwha7)と呼ばれる場合もある。タレス・アレーニア・スペースが製作し、KT Satが運用する。東経116度に配置されている。衛星バスにSpacebus-4000B2を採用し、設計寿命は15年間である[1][2]。バミューダ諸島に拠点を置く衛星オペレータ、Asia Broadcast Satelitesが運用する通信衛星ABS-6の能力をKTが買い受けて運用しているコリアサット7号とは別の衛星である[3]。
コリアサット7号(Koreasat7) | |
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所属 | 韓国 KT Sat |
主製造業者 | タレス・アレーニア・スペース |
国際標識番号 | 2017-023A |
カタログ番号 | 42691 |
状態 | 運用中 |
目的 | 放送・通信 |
設計寿命 | 15年 |
打上げ機 | アリアン5ECA |
打上げ日時 | 2017年5月4日 21:52 (UTC) |
物理的特長 | |
衛星バス | Spacebus-4000B2 |
質量 | 打ち上げ時 3,500kg |
軌道要素 | |
軌道 | 静止軌道 |
静止経度 | 東経116度 |
高度 (h) | 約3万6,000km |
搭載機器 |
歴史
編集タレス・アレーニア・スペースは2014年4月に韓国の通信会社KTの衛星通信子会社KT Satからコリアサット5A号とコリアサット7号を受注したと発表した。この2つの衛星は、インターネットアクセス、マルチメディア、衛星放送および地上局との通信サービスを提供する[1]。
打ち上げ
編集コリアサット7号は、ブラジルの軍事衛星SGDC-1と相乗りで2017年5月4日21:52 UTC に仏領ギアナのギアナ宇宙センターからアリアン5ECAロケットで打ち上げられた[4]。分離時の衛星質量は3,500kgであった[1][2]。
通信容量
編集コリアサット7号はKu帯からKa帯のトランスポンダを搭載し、韓国、フィリピン、インドネシアおよびインドにインターネット、マルチメディア、衛星放送および地上局との通信サービスを提供する[1][2]。
脚注
編集- ^ a b c d “Koreasat 7 (Mugungwha 7)”. Gunter's Space Page. 2014年8月24日閲覧。
- ^ a b c “Koreasat 7 (Mugungwha 7)”. SatBeams - Satellite Details. 2014年8月24日閲覧。
- ^ “LMI 1 → ABS 1 (Koreasat 7)”. Gunter's Space Page. 2014年8月24日閲覧。
- ^ A Tarde. “Satélite brasileiro é lançado com sucesso na Guiana Francesa”. UOL. 2017年5月4日閲覧。