コラーダ
コラーダ(スペイン語:Colada)とは、スペインの叙事詩である『わがシッドの歌』の主人公であり、実在の人物ロドリーゴ・ディアス・デ・ビバール(通称エル・シッド)が帯びていたといわれる伝説の2振りの剣のうちの1本である。しかし、ロドリーゴ・デイアス"エル・カンペアドール"がコラーダと呼ばれた剣を帯びていたという同時代の史料は存在しない[1]。
このように信憑性が疑われているが、エル・シッドが使っていたコラーダといわれている剣が、16世紀に剣の柄を変えてマドリードの王宮で保管されている。
劇中のコラーダと話の流れ
編集語源
編集セバスティアン・デ・コバルビアスによると、 コラーダは明らかに「acero colado(鋳鋼)」から作られた剣を意味している。[3]
関連項目
編集脚注
編集参考文献
編集- Alberto Montaner Frutos (ed. lit., estudio y notas), Cantar de mio Cid, Barcelona, Galaxia Gutemberg; Real Academia Española, 2011. ISBN 978-84-8109-908-9