コミックいわて
『コミックいわて』とは、岩手県が漫画を通して岩手県の魅力を発信する「いわてマンガプロジェクト」の一環として発行している、岩手県をテーマにしたオムニバス漫画集。
コミックいわて | |
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ジャンル | オムニバス、ご当地 |
漫画:コミックいわて | |
作者 | こちらを参照 |
出版社 | 岩手県 岩手日報社(第1巻・第2巻) メディアパル(第1巻・第2巻) 銀杏社(第3巻〜 ) |
発売日 | 2011年1月28日 |
巻数 | 10巻(2021年4月現在) |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画 |
ポータル | 漫画 |
概略
編集2009年に石神の丘美術館と萬鉄五郎記念美術館でマンガをテーマにした展覧会「マンガ百花繚乱 ―いわての漫画家50の表現― 」(7月18日 〜 9月6日)を開催。[1][2][3]県内外から多くの観覧者を集めた。[4]この成功がきっかけとなり岩手県が「いわてマンガプロジェクト」を立ち上げ岩手県出身もしくは在住など、ゆかりのある漫画家が描き下ろした漫画といわてマンガ大賞コンテストの大賞受賞作品が掲載されているオムニバスコミックの発売に取組むことを発表。 「いわてマンガプロジェクト」は、マンガを活用して岩手の文化やくらし、景観、おもてなしの心などのソフトパワーを掘り起こし、その魅力を内外に発信しようと取り組む地域振興プロジェクトである。[5]
単行本「コミックいわて」は「いわてマンガプロジェクト」の一環で制作。単行本の発行は達増拓也岩手県知事が責任編集で行っている。[6]岩手県と岩手日報社の共同出版として第1巻は2011年1月28日に全国発売された。岩手日報社は全国規模の出版取次会社と直接の取引を持たないため、岩手県外への流通業務の大部分に関しては第1巻と第2巻は株式会社メディアパルが代行していた。[注 1]。
初版は当初1万部発行を予定していたが、書店の予約が多く集まったため1万3千部発行となった。[7] 2011年3月時点で3万6千部発行と売れ行きが好調であることから2011年度に第2巻の制作が決定し発売された。[8] 第3巻からは岩手県と株式会社銀杏社による共同出版となり、その後2013年度を除き年1巻のペースで発行されている。[9]
第1巻に掲載されている作品のうち、吉田戦車の作品は『まんが親』、小田ひで次の作品は『平成マンガ家実存物語 おはようひで次くん!』といった自身の連載漫画からのスピンオフ作品である。
2013年9月には漫画配信サイト「コミックいわてWEB」をオープン。自治体の運営としては全国初の試み。また、若手漫画家育成を目的とした「いわてマンガ大賞」も主催する。[10]
参加漫画家
編集掲載タイトルはリンクを参照[11]
「コミックいわて」
編集「コミックいわて 2」
編集「コミックいわて from WEB」
編集「コミックいわてっち」
編集- 田中美菜子
- 路真行方(第2回いわてマンガ大賞受賞者)[14]
- 小田ひで次
- ともえ
- 飛鳥あると
- 福盛田藍子
- 千田純生
- 江川大輔(第4回いわてマンガ大賞受賞者)[15]
- 青木俊直
- そのだつくし
- とりのなん子
- しりあがり寿
「コミックいわてぃー」
編集「コミックいわて.ログ」
編集「コミックいわて なななっ」
編集- 黒田硫黄
- ナリタカ
- 福盛田藍子
- 市川ラク
- 朝陽昇
- 東和広
- 金黒
- 蓮まこと
- 仲村すひの
- クリストファー・アイゼンフィールド(第7回いわてマンガ大賞受賞者)[18]
- そのだつくし
- ゆうしよう
- 三宅乱丈
- こうの史代
「コミックいわて ∞(エイト)」
編集- MATSUDA98
- 池田邦仁
- ゆうしよう
- いがらしみきお
- そのだつくし
- 東野柚子
- 高倉あつこ
- クリストファー・アイゼンフィールド
- 飛鳥あると
- ザネリ(第8回いわてマンガ大賞受賞者)[19]
- 青木幸子
- 石原まこちん
「コミックいわて Q(キュー)」
編集「コミックいわて 十(テン)」
編集書誌情報
編集- コミックいわて 2011年1月28日発売 ISBN 978-4-89610-778-4
- コミックいわて 2 2012年3月30日発売 ISBN 978-4-89610-223-9
- コミックいわて from WEB 2014年3月20日発売 ISBN 978-4-903602-17-2
- コミックいわてっち 2015年3月20日発売 ISBN 978-4-903602-20-2
- コミックいわてぃー 2016年3月25日発売 ISBN 978-4-903602-21-9
- コミックいわて.ログ 2017年3月24日発売 ISBN 978-4-903602-24-0
- コミックいわて なななっ 2018年3月23日発売 ISBN 978-4-903602-23-3
- コミックいわて ∞ 2019年3月20日発売 ISBN 978-4-903602-22-6
- コミックいわて Q 2020年3月20日発売 ISBN 978-4-903602-25-7
- コミックいわて 十 2021年3月19日発売 ISBN 978-4-903602-27-1
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ マンガ百花繚乱 ―いわての漫画家50の表現―PDF石神の丘美術館 2021年4月14日閲覧
- ^ 岩手町で「マンガ百科繚乱」展-岩手の漫画家53人の原画748点展示盛岡経済新聞 2021年4月14日閲覧
- ^ マンガ百花繚乱-岩手の漫画家 50の表現- のお知らせ みんカラ 2021年4月14日閲覧
- ^ マンガと地域おこし第2回自然災害を乗り越えるマンガプロジェクトいわてマンガプロジェクトと熊本マンガミュージアムプロジェクト メディア芸術カレントコンテンツ 2021年4月14日閲覧
- ^ いわてマンガプロジェクト 岩手県HP 2021年4月14日閲覧。
- ^ 令和2年3月20日(金曜)『コミックいわてQ』発売!(「コミックいわて」第9弾) 岩手県HP 2021年4月14日閲覧
- ^ 岩手県産漫画「コミックいわて」第2弾発行へ-県民への応援イラストも掲載 盛岡経済新聞 2021年4月14日閲覧
- ^ 「コミックいわて2」に麻宮騎亜、いくえみ綾ら豪華メンバー コミックナタリー 2021年4月14日閲覧
- ^ 岩手県知事責任編集・コミックいわて第10巻、「コミックいわて+(テン)」3/19発売! 共同ニュース 2021年4月14日閲覧
- ^ 日本初、自治体漫画サイト「コミックいわて」オープン ゆかりの漫画家がそれぞれの「岩手」を描く ITmedia NEWS 2021年4月14日閲覧
- ^ 『コミックいわて』単行本シリーズ一覧 岩手県HP 2021年4月14日閲覧
- ^ 「コミックいわて」発売のお知らせ - 岩手県HP 2021年4月14日閲覧
- ^ 「第3回いわてマンガ大賞」(マンガ部門)コンテストの受賞作品が決定しました! 岩手県HP 2021年4月14日閲覧
- ^ 「第2回いわてマンガ大賞」コンテストの受賞者が決定しました! 岩手県HP 2021年4月14日閲覧
- ^ 「第4回いわてマンガ大賞」コンテスト受賞作品の決定について 岩手県HP 2021年4月14日閲覧
- ^ 「第5回いわてマンガ大賞」の受賞作品が決定しました! 岩手県HP 2021年4月14日閲覧
- ^ 「第6回いわてマンガ大賞」の受賞作品が決定しました! 岩手県HP 2021年4月14日閲覧
- ^ 「第7回いわてマンガ大賞」コンテスト受賞作品の決定について 岩手県HP 2021年4月14日閲覧
- ^ 「第8回いわてマンガ大賞」コンテスト受賞作品の決定について 岩手県HP 2021年4月14日閲覧
- ^ 「第9回いわてマンガ大賞」コンテスト受賞作品の決定について 岩手県HP 2021年4月14日閲覧
- ^ 「第10回いわてマンガ大賞」コンテスト受賞作品の決定について 岩手県HP 2021年4月14日閲覧