コスモポリタン製菓
有限会社コスモポリタン製菓(コスモポリタンせいか)は神戸市中央区に本店があった老舗洋菓子メーカー。同名の菓子店を運営していた。モロゾフと同じくヴァレンティン・フョードロヴィチ・モロゾフによって創業され、ロシア菓子を扱った。2006年8月15日をもって閉業(廃業)した。
神戸本店 | |
種類 | 有限会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒650-0046 神戸市中央区港島中町7丁目7-3 |
設立 | 1969年 |
業種 | 食料品 |
事業内容 | 洋菓子の製造・販売 |
代表者 | 代表取締役 ヴァレンティン・ヴァレンティノヴィチ・モロゾフ(閉業時) |
資本金 | 500万円 |
売上高 | 15億円(2001年度) |
従業員数 | 67名(2002年4月) |
関係する人物 | ヴァレンティン・フョードロヴィチ・モロゾフ |
メリーチョコレートカムパニーとともに、日本にバレンタインデーにチョコレートを送る習慣を導入した会社の一つといわれる。
略歴
編集- 1926年、ロシア革命から逃れるため日本に亡命したフョードル・ドミトリエヴィチ・モロゾフが神戸市のトアロードにロシア菓子店「モロゾフ洋菓子店」を開店。
- 1931年、「神戸モロゾフ製菓株式会社」として株式会社化。フョードルが同社の取締役となる。
- 1941年、共同出資者と対立し、法的紛争に発展。和解が成立するがモロゾフの名を使っての営業ができなくなり、フョードルの子ヴァレンティン・フョードロヴィチ・モロゾフが「バレンタイン製菓店」を立ち上げる。
- 1945年、神戸大空襲により、店舗を焼失。
- 同年の終戦後、ヴァレンティンが菓子店「コスモポリタン」(後のコスモポリタン製菓)を開く。
- 1986年、ポートアイランドに本社工場を建設。
- 1999年、開業以来の最高益を記録。
- 2006年、業務不振を理由として廃業。