コスツス・スピカツス(学名:Costus spicatus)はオオホザキアヤメ科コスツス属多年草。同属のインディアンヘッドジンジャー(コスツス・スカベル、Costus Scaber)と同様、こちらもIndian head gingerと呼ばれることがある[要出典]。YList[1]および跡見群芳譜[2]ではホザキフクジンソウとされる。

コスツス・スピカツス
コスツス・スピカツス
(ウィキメディア・コモンズより)
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 単子葉類 monocots
階級なし : ツユクサ類 commelinids
: ショウガ目 Zingiberales
: オオホザキアヤメ科 Costaceae
: コスツス属 Costus
: コスツス・スピカツス C. spicatus
学名
Costus spicatus
(Jacq) Sw.
英名
spiked spiralflag ginger, Indian head ginger

特徴

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高さ2 mほど。ショウガ科とは異なり茎を有し、葉は長さ30 cm、幅10 cmほどで全縁、茎に対して一列、螺旋状につく(互生ではない)。茎の先端に長さ7–13 cm、径4 cmの花序をつける。花苞は赤色(コスツス・スカベルはオレンジ色)で、花苞の脇から黄色[3]、桃色[4]、黄~桃色[5]の花を咲かせる。花弁はラッパ状[4]

分布、利用

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西インド諸島原産[3][4]。POWOではメキシコ、キューバ、プエルトリコなどが原産[6]とされる

脚注

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  1. ^ YList 植物和名-学名インデックス:簡易検索結果”. ylist.info. 2024年9月20日閲覧。
  2. ^ 跡見群芳譜(外来植物譜 Costus lucanusianus)”. www.atomigunpofu.jp. 2024年9月20日閲覧。
  3. ^ a b (白井 1980, p. 42)
  4. ^ a b c (沖田原 2021, p. 155)
  5. ^ (Brickell 1996, p. 306)
  6. ^ Costus spicatus (Jacq.) Sw. | Plants of the World Online | Kew Science” (英語). Plants of the World Online. 2024年9月20日閲覧。

参考文献

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  • 白井祥平『沖縄園芸植物大図鑑』 4巻《熱帯花木》、沖縄教育出版、那覇市、1980年。 
  • Brickell, Christopher, ed. (1996), “Costus”, RHS A-Z encyclopedia of garden plants, United Kingdom: Dorling Kindersley, p. 306, ISBN 0751303038 
  • 沖田原耕作「コスツス・スピカツス」『おきなわの園芸図鑑 園芸植物とその名前』新星出版、那覇市、2021年。ISBN 9784909366832 

外部リンク

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