コクトゥカクシノルム
コクトゥカクシノルム(꼭두각시놀음)は、朝鮮の伝統的な人形劇の1つである[1][2]。
コクトゥカクシノルム | |
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各種表記 | |
ハングル: | 꼭두각시놀음 |
漢字: | 꼭두閣氏놀음 |
発音: | コクトゥカクシノルム |
ローマ字: | Kkokdugaksinoreum |
概要
編集男寺党という旅芸人が広場に仮設舞台を作って演じる。演目は1つだけしかないので、コクトゥカクシノルムは、人形劇というジャンル名であると同時に演目名でもある。コクトゥカクシ(꼭두각시、コクトゥ閣氏)は、登場人物の名前で、主人公の朴僉知(박첨지、パク・チョムジ)の妻の名前である。他に、トルモリチプ(덜머리집、朴僉知の妾)、洪同知(홍동지、ホン・トンチ)、イシミ(이시미、うわばみ、想像的動物)などが登場する。一貫したストーリーというより、8つの風刺的な短いコントの集合である。朝鮮の伝統的な人形劇には、これの他にパルタル(발탈)マンソクチュンノリ(망석중놀이)がある。
ギャラリー
編集参考文献
編集- 韓国民俗劇研究所 編、梁民基、平井美津子 訳 『図解・韓国の伝統人形芝居コクトゥカクシノルム』 現代人形劇センター 1986年8月
脚注
編集関連項目
編集外部リンク
編集- 野村伸一「1986年の男寺党人形戯(映像と解説)-洪同知と造寺 補遺」 慶應義塾大学 アジア基層文化研究会 2010年6月13日