コイオス
ギリシア神話の神
コイオス(古希: Κοῖος, Koios, 英語: Coeus)は、ギリシア神話に登場する神である。その名は「天球」を意味し、それ故別名ポーロス(「天の極」の神)とも呼ばれた[1]。
ウーラノスとガイアの息子でティーターンの一人。オーケアノス、クレイオス、ヒュペリーオーン、イーアペトス、クロノス、テイアー、レアー、テミス、ムネーモシュネー、ポイベー、テーテュースと兄弟[2][3]。
またポイベーを妻とし、レートー、アステリアー姉妹をもうけた[4][5]。したがってコイオスはアポローン、アルテミス[6][7]、またヘカテーの祖父にあたる[8][9]。
現在伝わっている神話ではほとんど系譜上の存在であり、特に説話らしい説話は伝えられていない。