ゲーム発展途上国IIDX』は、2001年フリーウェアとして公開された経営シミュレーションゲームである。

ゲーム発展途上国IIDX
ジャンル 経営シミュレーションゲーム
対応機種 Microsoft Windows (7/95)
開発元 カイロソフト(大山カイロ)
人数 1人
メディア ダウンロードゲーム
発売日 2001年
最新版 1.50
その他 フリーウェア
FREE GAME AWARDS 2002入賞作
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概要

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ゲーム会社を経営する内容で、『TECH Win』2001年10月号のコーナー「デジタルアイアンマン」に収録され、ふりーむの主催する「FREE GAME AWARDS 2002」では読者投票によって入賞している[1]

2種類のゲームモードが用意されており、このうち「初心者モード」ではゲーム開始時の資金が「通常モード」よりも多く、次にやるべき操作を指示してくれる機能がある。ただし「初心者モード」には期間が定められており、ゲーム内の時間で3年間経過すると自動的に終了となる。

本作の公開後にカイロソフト携帯電話用ゲームに開発主体を移し、初期には本作を簡略化移植した『ゲーム発展途上国』も公開された。『ゲーム発展途上国』を発展させた『ゲーム発展国++』は2008年に公開された後に、2010年スマートフォン向けに移植されると欧米圏で話題となり、2011年のGame Developers Choice Awardsでは「Best Handheld Game」部門にノミネートするなど[2][3]高評価を得ている。

評価

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窓の杜のコーナー「週末ゲーム」では、「ゲームのジャンル分けやカテゴリーに多少違和感も覚えたが、経営シミュレーションゲームとしてはとてもおもしろい」と評価されており、「どういった戦略で挑むかはプレイヤー次第で、遊び方の幅は広い」とも評されている[4]

またVectorの「新着ソフトレビュー」では、「遊び方の自由度が非常に高い奥の深いゲーム」と評されており、「さまざまなイベントが用意されていることや、操作性のよさ」について評価された。また「ゲーム開発の手順や、ゲームのジャンルわけなどにはちょっと疑問もある」とされつつも、「この点の割り切りが操作を煩雑にせず、このゲームをおもしろいものにしている」「絶妙のゲームバランスといってよい」と評されている[5]

なお前作にあたる『ゲーム発展途上国』は『TECH Win』1996年12月号に収録され、1997年4月には商品化が決定したがのちに中止された[6]。しかし、2003年フィーチャーフォン用ゲーム(iアプリEZアプリVアプリ)として移植されている[7]

脚注

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  1. ^ FREE GAME AWARDS 2002 ふりーむ
  2. ^ [GDC 2011]やっぱり「Red Dead Redemption」は強かった。「Minecraft」も大健闘した,第11回「Game Developers Choice Awards」”. 4Gamer.net (2011年3月4日). 2020年5月18日閲覧。
  3. ^ 新清士 (2011年2月16日). “日本発の無名アプリ「ゲーム発展国++」に世界が注目”. 日本経済新聞. 2020年5月18日閲覧。
  4. ^ 【週末ゲーム】第142回:ゲーム会社シミュレーション「ゲーム発展途上国IIDX」 窓の杜 2002年7月19日
  5. ^ ゲーム発展途上国IIDX - 新着ソフトレビュー Vector 2004年6月30日
  6. ^ ゲーム発展途上国 パソコン版 カイロソフト
  7. ^ 更新履歴”. カイロソフト. 2020年5月18日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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