ゲンロン (雑誌)
『ゲンロン』(げんろん、英:Genron)は、日本で刊行されている批評誌[1]。株式会社ゲンロンにより2015年に創刊された。
ゲンロン | |
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Genron | |
愛称・略称 | ゲンロン |
ジャンル | 社会思想、批評、文芸 |
読者対象 | 全年齢 |
刊行頻度 | 季刊(年2回刊行) |
発売国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
出版社 | 株式会社ゲンロン |
発行人 | 東浩紀 |
責任編集 | 東浩紀 |
刊行期間 | 2015年12月 - 現在 |
姉妹誌 | 思想地図 |
ウェブサイト | 書籍ゲンロン |
沿革
編集2008年から2013年まで刊行された思想誌『思想地図』を継承した形で、批評家の東浩紀が2015年12月に創刊。創刊より継続して東浩紀が責任編集を務めている。2018年11月の『ゲンロン9』をもって第1期終刊。2023年3月発行の『ゲンロン14』より年2回刊行にリニューアルした。
刊行リスト
編集第1期
編集編集長は東浩紀。株式会社ゲンロンより刊行。
- 『ゲンロン1 現代日本の批評』2015年12月 - ISBN 978-4907188122
- 『ゲンロン2 慰霊の空間』2016年4月 - ISBN 978-4907188153
- 『ゲンロン3 脱戦後日本美術』2016年7月 - ISBN 978-4907188177
- 『ゲンロン4 現代日本の批評II』2016年11月 - ISBN 978-4907188191
- 『ゲンロン5 幽霊的身体』2017年6月 - ISBN 978-4907188214
- 『ゲンロン6 ロシア現代思想I』2017年9月 - ISBN 978-4907188221
- 『ゲンロン7 ロシア現代思想II』2017年12月 - ISBN 978-4907188245
- 『ゲンロン8 ゲームの時代』2018年5月 - ISBN 978-4907188252
- 『ゲンロン9 第I期終刊号』2018年11月 - ISBN 978-4907188283
第2期
編集編集長は東浩紀。株式会社ゲンロンより刊行。
- 『ゲンロン10』小特集: 平成から令和へ・AIと人文知、ほか収録、2019年9月 - ISBN 978-4907188320
- 『ゲンロン11』小特集:「線の芸術」と現実、ほか収録、2020年9月 - ISBN 978-4907188382
- 『ゲンロン12』特集: 無料とはなにか、ほか収録、2021年9月 - ISBN 978-4907188429
- 『ゲンロン13』小特集: ロシア的なものとその運命、ほか収録、2022年10月 - ISBN 978-4907188474
- 『ゲンロン14』座談会: 博物学的な知と「どっちつかず」の美学、ほか収録、2023年3月 - ISBN 978-4907188481
- 『ゲンロン15』巻頭論文: 哲学とはなにか、あるいは客的-裏方的二重体について、ほか収録、2023年10月 - ISBN 978-4907188528
- 『ゲンロン16』小特集: ゲンロンが見たウクライナ、ほか収録、2024年4月 - ISBN 978-4907188542
主な掲載企画
編集インタビュー
編集- (ボリス・グロイス)『アメリカの外ではスーパーマンしか理解されない』(訳・解題=上田洋子)
- (中沢新一)『種の慰霊と森の論理』(聞き手=東浩紀、ゲンロン2)
- (キム・ソンジョン)『博物館から庭へ——リアルDMZプロジェクトの哲学』(聞き手=黒瀬陽平+東浩紀、馬定延訳、ゲンロン3)
- (浅田彰)『マルクスから(ゴルバチョフを経て)カントへ——戦後啓蒙の果てに』(聞き手=東浩紀、ゲンロン4)
- (鈴木忠志)『人間は足から考える』(聞き手=大澤真幸+東浩紀、ゲンロン5)
- (ベルナール・スティグレール)『無限のゲームから意志と欲動の政治哲学へ』(聞き手=東浩紀、司会=石田英敬、ゲンロン6)
- (橋野桂)『経験装置としてのJRPG』(聞き手=さやわか+東浩紀、ゲンロン8)
- (イバイ・アメストイ)『ゲームは黒澤明を求めている』(聞き手=黒瀬陽平、ゲンロン8)
- (オレグ・アロンソン、エレーナ・ペトロフスカヤ)『レーニン、収容所、ポストモダニズム――ロシア現代思想概観』(聞き手=東浩紀、訳=上田洋子、ゲンロン8)
- (ユク・ホイ)『わたしは自分の問いに忠実でありたい」ポストモダンとアジアと哲学をめぐる対話』(聞き手=東浩紀 訳=伊勢康平、ゲンロン15)
- (イリヤ・フルジャノフスキー)『ユダヤとロシアのあいだで──バービン・ヤルの虐殺とソ連という地獄』(聞き手=東浩紀+上田洋子、ゲンロン16)
連載
編集- 『ダークツーリズム入門』(井出明)
- 『他の平面論』(黒瀬陽平)
- 『独立国家論』#1-10(速水健朗)
- 『日常の政治と非日常の政治』(西田亮介)
- 『韓国で現代思想は生きていた』(安天)
- 『新しい目の旅立ち』(プラープダー・ユン、訳=福冨渉)
- 『当事者から共事者へ』(小松理虔)
- 『ロシア語で旅する世界』(上田洋子)
- 『軍歌は世界をどう変えたか』(辻田真佐憲)
- 『タイ現代文学ノート』(福冨渉)
- 『賭博:夢:未来』(市川真人)
- 『イスラームななめ読み』(松山洋平)
- 『国威発揚の回顧と展望』 (辻田真佐憲)
- 『飛び魚と毒薬』(石田英敬)
- 『尖端から末端をめぐって』(梅津庸一)
- 『惑星的なものにかんする覚書』(ユク・ホイ、訳=伊勢康平)
- 『理論と冷戦』(イ・アレックス・テックァン、訳=鍵谷怜)
- 『日付のあるノート、もしくは日記のようなもの』(田中功起)
- 『中国における技術への問い――宇宙技芸試論 序論』(ユク・ホイ、仲山ひふみ訳)
- 『迂回路開発紀行』(高山明)
- 『芸術と宇宙技芸』(ユク・ホイ、仲山ひふみ訳)
- 『イスラエルの日常、ときどき非日常』(山森みか)
主な寄稿者
編集- 責任編集
- 文学
- 哲学・政治
- 歴史
- 作家
- 美術
- 社会科学
- 自然科学
関連項目
編集脚注
編集- ^ 新・批評誌『ゲンロン』創刊のお知らせ (2015年4月29日)
外部リンク
編集- 『ゲンロン』
- 株式会社ゲンロン
- 株式会社ゲンロン (@genroninfo) - X(旧Twitter)(英語版「genron_en」。)