ゲルダ・ティレン(Gerda Maria Tirén、旧姓 Rydberg、1858年1月11日 - 1928年10月9日)はスウェーデンの画家、イラストレータである。

ゲルダ・ティレン
Gerda Tirén
生誕 1858年1月11日
 スウェーデンストックホルム
死没 1928年10月9日
 スウェーデン、Penningby
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略歴

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ストックホルムに生まれた。父親は新聞記者で母方の曽祖父に肖像画家、彫刻家のヨナス・フォルスルンド(Jonas Forsslund :1754-1809)がいる。1875年からストックホルムの実業学校、スウェーデン王立美術院で学んだ。当時のスウェーデンの画家の多くは王立美術院に入学する前に、エドヴァルド・ペルセウスの私立学校で訓練を受けるのが普通で、ゲルダと結婚することになるユーハン・ティレン出会ったのはペルセウスの学校であったとされる。王立美術院で奨学金を得てフランスに留学し、ユーハンとパリで再会し、1884年1月に婚約し、11月に結婚した。夫妻はスウェーデンに帰国し、ユーハンの故郷のヴェステルノールランド県で暮らした。4人の子供のうちニルス(Nils Tirén:1885-1935)は動物画を得意とするイラストレータとなり、クリスティーナ(Kristina (Stina) Tirén:1886-1951)も画家となった。

ゲルダ・ティレンは人物画、静物画、風俗画を描き、多くの書籍、雑誌の挿絵も描いた。子供向けに出版されたシリーズのダニエル・デフォーの『ロビンソン・クルーソー』の挿絵を描いたことで知られる。フリッツ・ロイターの著作の挿絵やクリスマスカード、イースターカードを描いた。

作品

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参考文献

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  • Svenskt konstnärslexikon del V, sid 455, Allhems Förlag, Malmö. Libris 8390293
  • Gerda Tirén i Konstnärslexikonett Amanda.