ケレク語
チュクチ・カムチャツカ語族チュクチ語派の絶滅した言語
ケレク語(ケレクご、Kerek)は、チュクチ・カムチャツカ語族チュクチ語派の絶滅した言語である。歴史言語学者はこの言語をコリヤーク語と近縁と位置付けている。
ケレク語 | |
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話される国 | ロシア |
地域 | チュクチ自治管区 |
民族 | ケレク人 |
消滅時期 | (1991年に話者3人) |
言語系統 |
チュクチ・カムチャツカ語族
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言語コード | |
ISO 639-3 |
krk |
Glottolog |
kere1280 [1] |
消滅危険度評価 | |
Extinct (Moseley 2010) |
1997年には2人の話者しか生存しておらず、2005年までに絶滅したと考えられる[2]。2010年の国勢調査では,[3] ケレク語を知ると主張する人は10人いるが、非母語話者であり、部分的にしか話せず、民族から受け継いだ母語としての話者を主張する者はいない。20世紀の間、多くのケレク人が、当地域の多数派民族の言語であるチュクチ語に言語交替を起こし、さらに現在ではほとんどのチュクチ人とケレク人はロシア語を話す。
脚注
編集- ^ Hammarström, Harald; Forkel, Robert; Haspelmath, Martin et al., eds (2016). “Kerek”. Glottolog 2.7. Jena: Max Planck Institute for the Science of Human History
- ^ Fortescue, Michael 2005. Comparative Chukotko-Kamchatkan Dictionary. Berlin / New York: Mouton de Gruyter.
- ^ 2010 census