ケラシノプス Cerasinops (「サクランボの顔」の意)は、小型の角竜白亜紀後期カンパニアン期に生息していた。化石はモンタナ州ツーメディスン累層で見つかった。模式種はケラシノプス・ホドグスキッシ C. hodgskissi である。以前はアジアの種類にしかないと考えられていた特徴と北アメリカの種類にしかないとされていた特徴をあわせ持っている[1]

ケラシノプス属 Cerasinops
ケラシノプス
地質時代
白亜紀後期
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
上目 : 恐竜上目 Dinosauria
: 鳥盤目 Ornithischia
亜目 : 周飾頭亜目 Marginocephalia
下目 : 角竜類 Ceratopia
: ?レプトケラトプス科 ?Leptoceratopsidae
: ケラシノプス属 Cerasinops
  • C. hodgskissi

記載

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MOR 300の復元骨格御船町恐竜博物館

ケラシノプスは、80%完全な標本MOR 300 に基づき、2007年にブレンダ・チネリージャック・ホーナーによって命名された。ケラシノプスは北米大陸とアジアの白亜紀に生息していたオウムのような嘴をもつ植物食恐竜の分類群である角竜類に含まれる。その中でも、新角竜類の基盤的位置付けである。しかしその分類は論文によって様々で、例えばレプトケラトプス科とする記載や、そうではなくレプトケラトプス科の姉妹群、または一般的な新角竜類とする考えもある[2]

出典

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  1. ^ 『小学館の図鑑NEO 新版 恐竜』株式会社小学館、2016年3月2日、160頁。 
  2. ^ Chinnery, Brenda J.; Horner, John R. (2007). “A new neoceratopsian dinosaur linking North American and Asian taxa”. Journal of Vertebrate Paleontology 27 (3): 625–641. doi:10.1671/0272-4634(2007)27[625:ANNDLN]2.0.CO;2. 

関連項目

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