ケプラー452
ケプラー452(英語: Kepler-452)とは、地球から見てはくちょう座の方向に約1400光年離れた位置にある太陽に非常によく似たG型主系列星である。2015年7月23日にNASAはケプラー宇宙望遠鏡の観測によってこれまでで最も地球に似ているとされている太陽系外惑星ケプラー452bの発見を公表した。
ケプラー452 Kepler-452[1] | ||
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星座 | はくちょう座 | |
見かけの等級 (mv) | 11.852±0.016(Kバンド)[1] | |
変光星型 | 食変光星? | |
分類 | G型主系列星[1] | |
軌道の種類 | 銀河系中心を周回する周回軌道 | |
位置 元期:J2000.0 | ||
赤経 (RA, α) | 19h 44m 00.89s[1] | |
赤緯 (Dec, δ) | +44° 16′ 39.2″[1] | |
距離 | 1401.8 ly[2] (430 pc) | |
物理的性質 | ||
半径 | 1.17+0.15 −0.09 R☉[1] | |
質量 | 1.037+0.054 −0.047 M☉[1] | |
平均密度 | 0.840+0.400 −0.190 g/cm2[1] | |
表面重力 | 4.32±0.09 cgs[1] | |
スペクトル分類 | G2[1][2] | |
光度 | 1.214 L☉[2] | |
表面温度 | 5757±85 K[1] | |
金属量[Fe/H] | 0.21±0.09[1] | |
年齢 | 6±2 Gyr[1] | |
他のカタログでの名称 | ||
KOI-7016[1] KIC 8311864[1] 2MASS J19440088+4416392[1] WISE J194400.89+441639.2[1] |
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恒星
編集太陽 | ケプラー452 |
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ケプラー452は太陽の1.01倍の質量と1.17倍の半径を持つ、太陽に非常によく似ているスペクトル型がG2型のG型主系列星である[1]。表面温度は太陽よりやや高い。また、金属量が太陽より21%多い。年齢は60億年と太陽より約15億年先に誕生した恒星だと考えられている[1][3]。ケプラー452のハビタブルゾーン(液体の水が存在できる領域)は0.828AUから1.95AUの間だと考えられている[2]。後述する惑星ケプラー452bはこのハビタブルゾーンのやや内側に寄った軌道を公転している。
惑星
編集2015年7月、ケプラー452の周りをケプラー452bという太陽系外惑星が公転していることが発表された。NASAはケプラー宇宙望遠鏡が発見した中で最も地球に似ているかもしれないと発表した[3]。ケプラー452bはあらゆる報道で地球のいとこやEarth2.0などと称されている[3]。
名称 (恒星に近い順) |
質量 | 軌道長半径 (天文単位) |
公転周期 (日) |
軌道離心率 | 軌道傾斜角 | 半径 |
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b | — | 1.046+0.019 −0.015 |
384.843+0.007 −0.012 |
0 | 89.806+0.134 −0.049° |
1.63+0.23 −0.20 R⊕ |
出典
編集- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t “NASA Exoplanet Archive:Kepler-452”. NASA Exoplanet Archive (2015年7月24日). 2015年7月24日閲覧。
- ^ a b c d e “Planetary Habitability Laboratory -- HEC:Graphical Catalog Results”. Planetary Habitbility Laboratory. 2015年9月12日閲覧。
- ^ a b c “Astronomers discover Earth's 'bigger older cousin'”. The Weather Network (2015年7月25日). 2015年9月12日閲覧。