グローバルフロントタワー
グローバルフロントタワー(GLOBAL FRONT TOWER)は、東京都港区芝浦1丁目に位置する長期優良住宅に認定された超高層マンション。超高層マンションでは珍しい五角形をしている。2016年度グッドデザイン賞受賞[2]。
グローバルフロントタワー | |
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情報 | |
用途 | 集合住宅、保育所、店舗[1] |
設計者 |
清水建設一級建築事務所 デザインアーキテクト フィールドフォーデザインオフィス、ランドスケープデザイン[1] |
施工 | 清水建設[1] |
建築主 | 三井不動産レジデンシャル、日本土地建物、伊藤忠商事、伊藤忠都市開発、清水建設[1] |
構造形式 | 鉄筋コンクリート造、ラーメン構造(免震構造)[1] |
敷地面積 | 10,590.01 m² [1] |
建築面積 | 4,259.84 m² [1] |
延床面積 | 100,829.37 m² [1] |
状態 | 完成 |
階数 | 地上34階[1] |
高さ | 119.50m[1] |
エレベーター数 | 10基[1] |
戸数 | 883戸[1] |
駐車台数 | 369台[1] |
着工 | 2013年7月[1] |
竣工 | 2016年1月 |
所在地 | 東京都港区芝浦1丁目6-41 |
座標 | 北緯35度38分51.3秒 東経139度45分18.5秒 / 北緯35.647583度 東経139.755139度座標: 北緯35度38分51.3秒 東経139度45分18.5秒 / 北緯35.647583度 東経139.755139度 |
概要
編集芝浦に本社を置く輸入車販売大手のヤナセが、株主の伊藤忠商事、日本土地建物などとともに約1万9000㎡の敷地に新本社と高層マンションを整備する再開発事業に着手。2012年10月に先行して竣工した新本社北側の残りの敷地約1万㎡に、建てられた超高層マンションである[3]。2016年1月に竣工した。
建物は港区スポーツセンターや、愛育病院などが整備された約7.7haにおよぶ再開発「田町駅東口北地区土地区画整理事業」に近接するほか、東京湾へつながる芝浦運河の目の前に位置し、「都心のウォーターフロントに住む」という都市生活スタイルの提案を目指した[4][5]。
東側の運河沿いには東京都都心居住型総合設計制度によって、約5800㎡の公開空地が創出され、四季の移ろいを感じさせる多種多様な樹木が植えられた[4]。また、レインボーブリッジや東京湾を望む「レインボーラウンジ」(29階)など共用部を充実させたほか、1階には保育所(アンジェリカ田町保育園)が入った[5]。
価格は70㎡台で7千万円前後で、2014年6月から売り出され、11月末には東京湾側の15階以上はほぼ完売していた[6]。
防災
編集1階床下の免震層に天然ゴム系積層ゴムと鉛プラグ入り積層ゴムをバランス良くレイアウトすることで、通常の地震動だけではなく、長周期地震動や強風時の風揺れに対しても減衰性能の高い建物とした。また津波・高潮対策として、地下室は設けず、防災センターは2階に、電気室は3階に、停電時に電力を供給する蓄電池室や発電機は4階に設けた[7]。
ギャラリー
編集-
2016年2月13日撮影
脚注
編集- ^ a b c d e f g h i j k l m n 『近代建築』 2015年4月号 p.53
- ^ “2016年度グッドデザイン賞 集合住宅 グローバル フロント タワー”. 公益財団法人日本デザイン振興会 2019年12月7日閲覧。
- ^ 「東京・芝浦の本社 ヤナセ 300億円で再開発 ショールーム2倍以上」『日本経済新聞』2011年5月3日
- ^ a b 『近代建築』 2015年4月号 p.50
- ^ a b 『山手線「田町」駅徒歩10分 港区最大規模(※1)のマンションプロジェクト 「GLOBAL FRONT TOWER(総戸数883戸)」 平成26年6月28日(土)より登録受付開始(予定)』(プレスリリース)三井不動産レジデンシャル株式会社 日本土地建物株式会社 伊藤忠商事株式会社 伊藤忠都市開発株式会社 清水建設株式会社、2014年6月17日 。2019年12月7日閲覧。
- ^ 「アベノミクスの風景@東京 不動産販売 都心 マンションバブル?」『朝日新聞』東京版 2014年11月29日
- ^ 『近代建築』 2015年4月号 p.52