グレアム・グールドマン

グレアム・キース・グールドマン(Graham Keith Gouldman、1946年5月10日 - )は、イギリスミュージシャン、ソングライター、ベーシスト。1960年代は「バス・ストップ」などの作曲家として、70年代から現在までロックバンド10ccの最も長く在籍しているメンバーとして知られる。

グレアム・グールドマン
Graham Gouldman
グレアム・グールドマン(2010年
基本情報
出生名 Graham Keith Gouldman
生誕 (1946-05-10) 1946年5月10日(78歳)
出身地 イングランドの旗 イングランド ブロートン・サルフォード ランカシャー
ジャンル ロック (音楽)
職業 ミュージシャン
担当楽器 ボーカルベースギターキーボード
活動期間 1963年 -
共同作業者 10cc、マインドベンダーズ、Wax、ヤードバーズ、GG/06
公式サイト grahamgouldman.info
ベースを弾くグレアム・グールドマン

来歴

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英国ランカシャーのブロートン出身。東欧から移民したユダヤ人一家に生まれる。1960年代には他のバンドに数々の楽曲を提供し、ヤードバーズの「フォー・ユア・ラヴ英語版」、ホリーズの「バス・ストップ」(もともとはハーマンズ・ハーミッツのために用意していたと言われる)は特に有名である。ほかにハーマンズ・ハーミッツ、ウェイン・フォンタナ、ジェフ・ベック、セント・ルイス・ユニオンなどにも楽曲を提供している。日本では名前を「グラハム・グールドマン」と記述されることがあるが、Grahamの英語圏での発音に忠実な日本語表記はグレアムである。

1964年The Whirlwindsでレコード・デビュー。その後The Mockingbirds、High Society、Manchester Mobなどを経て1968年にThe Mindbenders加入。ほどなく解散するが、そこで出会ったエリック・スチュワートと意気投合。エリックが立ち上げたストロベリー・スタジオの共同出資者となり、やがて旧知のケヴィン・ゴドレイ、ロル・クレームを誘いハウス・バンドとなる。これが発展し、1972年に10ccとしてデビューする。グループでは主にベースとボーカルを担当した。最大のヒット曲「アイム・ノット・イン・ラヴ」を含め、10㏄の全英1位を獲得した3曲の共作者でもある。

1972年から1983年まで10㏄。解散後1985年からアンドリュー・ゴールドと組んでCommon Knowledge(改名しWAXに)。WAXは1992年の10㏄再結成に伴い自然消滅。1995年のツアー終了後にエリックが離脱すると、1997年からはリック・フェンとGouldman & Fenn of 10㏄名義でライブ活動を開始。2002年にはGraham Gouldman &Friends名義で10㏄30周年ツアーを実施。現在のような5人編成となり、2005年7月には『10cc - Graham Gouldman and friends』として来日公演した。その後は10㏄名義となりメンバーを変えつつ現在までライブ活動を続けている。2013年からはドラムのポール・バージェス以外のメンバーと4人で『Heart Full Of Songs』のタイトルの下、アクースティック・ライヴも10㏄のツアーと並行して行っている。 2006年7月にはケヴィン・ゴドレイと一緒に作曲、レコーディングした新曲4曲をGG/06名義で発表しダウンロード販売している(その後6曲に)。 2014年、『Songwriters Hall of Fame』殿堂入りを果たした。 2018年、リンゴ・スター&ヒズ・オールスター・バンドに客演。ベース演奏のほか、「トロピカル・ラヴ」「アイム・ノット・イン・ラヴ」「愛ゆえに」でリード・ボーカルを担当した。この客演がきっかけとなり、リンゴは2020年の『モデスティ・フォービッズ』にゲスト参加している。

ディスコグラフィ

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アルバム

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  • ザ・グレアム・グールドマン・シング - The Graham Gouldman Thing(1968年)※米国・カナダのみの発売
  • アニマリンピックス - Animalympics(1980年)
  • アンド・アナザー・シング - And Another Thing(2000年)
  • ラブ・アンド・ワーク - Love and Work(2012年)
  • プレイ・ナイスリー・アンド・シェア - Play Nicely And Share (2017年)
  • モデスティ・フォービッズ - Modesty Forbids (2020年)
  • ノー・ワーズ・トゥデイ - No Words Today (2021年) ※インスト・カバーを集めたチャリティー・アルバム。タイトルは「No Milk Today」のもじり。

シングル

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  • "Stop Stop Stop (or Honey, I'll Be Gone)" / "Better To Have Loved And Lost" (1966) – UK Decca F-12334; US (no issue)
  • "The Impossible Years" / "No Milk Today" (1968) – UK (no issue); US RCA Victor 47-9453
  • "Upstairs, Downstairs" / "Chestnut" (1968) – UK RCA 1667; US (no issue)
  • "Pamela, Pamela" / "For Your Love" (1968) – UK (no issue); US RCA Victor 47-9584
  • "Windmills of Your Mind" / "Harvey's Theme" (as The Graham Gouldman Orchestra) (1969) – UK Spark SRK-1026; US (no issue)
  • "Nowhere to Go" / "Growing Older" (1972) – UK CBS 7729; US (no issue)
  • "Sunburn" / "Think about It" (1979) – UK MERCURY SUNNY 1 UK #52
  • "Love's Not for Me(Rene's Song)" / "Bionic Boar"(1980) – UK MERCURY MER 7
  • "Dancing Days" / "Heart Full of Soul" / "Just Another Day"(2000) – UK DOME DCFYL 301
  • Graham Gouldman and Brian May - "Floating in Heaven"

関連項目

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出典/脚注

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外部リンク

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