グリーンマーク
日本において古紙を原料に再生利用した製品につけられるマーク
グリーンマークは、古紙を原料に再生利用した製品のための目印である。環境ラベリング制度の一つ。古紙の利用を拡大し、紙のリサイクルの促進を図ることを目的としている。
概要
編集元々、「古紙=粗悪なもの」というイメージがあったため、古紙利用製品に対する消費者のイメージ向上を目的としてスタートされた。しかし初期の頃はなかなか普及せず、トイレットペーパーやちり紙などにしか利用がなかった。
1980年代の終わりから、社会の環境保全活動が活発となったことから、古紙利用が見直され、グリーンマークの表示製品も増えてくることとなった。
設定基準
編集古紙を原則40%以上利用した製品に表示が許される(ただし、トイレットペーパーとちり紙は100%利用、新聞用紙とコピー用紙は50%以上利用)。
グリーンマーク運動
編集かつて学校や地域を中心に、グリーンマークを収集する活動が行われていた。これは、グリーンマークが表示された商品の使用促進を目的として、1981年のグリーンマーク制定と同時に、古紙再生促進センターがグリーンマークの収集に取り組んだ団体に対し、苗木やノートを進呈するというものであった(ただしこの苗木等の配布制度は2001年度をもって終了している)。
関連項目
編集外部リンク
編集- 公益財団法人古紙再生促進センター
- グリーンマーク - 環境省