グリーシャン・グレイハウンド

グリーシャン・グレイハウンド: Grecian Greyhound)は、イギリス著述家ジョン・ヘンリー・ウォルシュ英語版John Henry Walsh)がその著作The Dog in Health and Disease1859年)の中で紹介しているギリシャ原産のグレイハウンドである。

The Dog in Health and Diseaseに掲載されたグリーシャン・グレイハウンドの絵

ウォルシュはその中で、イギリスのグレイハウンドよりやや小さく、毛は長めでわずかにウェーブがかり、尾に飾り毛があるイヌと紹介し、クセノポンの著述に出てくるイヌの子孫と推測している[1]。ここにイギリスのグレイハウンドより小型と書かれていることから、デズモンド・モリスは、グリーク・グレイハウンドとも呼ばれる、グリーク・サルーキとは別の犬種であろうと推測している[2]

脚注

編集
  1. ^ Stonehenge (John Henry Walsh) (1859), The Dog in Health and Disease, pp. 41-2, https://books.google.co.jp/books?id=Pj8DAAAAQAAJ&pg=PA41#v=onepage&q&f=false 
  2. ^ デズモンド・モリス著、福山英也監修『デズモンド・モリスの犬種事典』誠文堂新光社、2007年、58・561ページ。