グリンブルスティ
北欧神話に登場する猪
グリンブルスティ(古ノルド語: Gullinbursti)とは、北欧神話に登場する猪である。スリーズルグタンニ(Slíðrugtanni、古ノルド語で「恐るべき歯を持つ者」という意味)という別名を持つ。
黄金に耀く猪で、フレイの乗り物である。水中や空中を、どんな馬よりも早く駆け抜けるといわれている[1]。
『スノッリのエッダ』第二部『詩語法』によると、ブロックとエイトリ(シンドリ)がロキとの賭けにおいて、ドラウプニル、ミョルニルと共に作りあげた宝の一つであるという[1]。
脚注
編集- ^ a b 谷口訳注 1983年、41-43頁。
参考文献
編集- 谷口幸男訳注「スノリ『エッダ』「詩語法」訳注」『広島大学文学部紀要』第43巻特輯号3、広島大学、1983年12月、1-122頁、NAID 40003290104。