グリボエードフ運河
グリボエードフ運河(グリボエードフうんが、ロシア語: кана́л Грибое́дова、英語: Griboyedov Canal)は、ロシアのサンクトペテルブルクの町中を流れる運河。グリボエドフ運河とも表記される[1]。
モイカ川の左岸から分流し、市中を通り、フォンタンカ川へ合流する[2]。名称はロシアの外交官・作家・作曲家のアレクサンドル・グリボエードフ(1795-1829)から取っている。ドストエフスキーの小説にも登場する[3]。
運河の全長は約5.0 kmで、川幅は32 mに達するところもある。全部で21の橋が架けられていて、カザンスキー橋(ネフスキー大通り)、銀行橋、ライオン橋、ボズネセンスキー橋(ヴォズネセンスキー通り)などである[1]。グリボエードフ運河に沿った河岸通りには、血の上の救世主教会、カザン聖堂、サンクトペテルブルク財政・経済学大学などがある。
脚注
編集- ^ a b 松村博 (2012年12月). “連載 世界の橋なみ 第9回 サンクトペテルブルク――ロマノフ王朝の残影”. KAJIMAダイジェスト. 鹿島建設. 2021年5月3日閲覧。
- ^ 「地球の歩き方」編集室 編『地球の歩き方』 A31(ロシア)2008-2009年版、ダイヤモンド・ビッグ社、2008年6月、地図など。ISBN 978-4-478-05564-9。
- ^ アリサ・ザハロワ (2013年7月15日). “「罪と罰」でたどるサンクト”. ロシアNOW. ロシア政府発行紙. 2014年1月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年1月28日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- グリボエードフ運河の写真集 - 4travel.jp