グリクアズ: Griquas)は、南アフリカ共和国北ケープ州キンバリーを拠点とするラグビーユニオンチーム。カリーカップに所属。

グリクアズ
正式名称 Griquas
ユニオン 西グリクアランド協会 (GWRU)
愛称 Peacock Blues
創設年 1886年
本拠地 南アフリカ共和国の旗 キンバリー
グラウンド グリクア・パーク英語版
収容人数 11,000
所属リーグ カリーカップ
2022 PD3位・PO準優勝
ファースト
ジャージ
セカンド
ジャージ
公式サイト
www.griquasrugby.co.za
テンプレートを表示

概要

編集

南アフリカに14あるラグビーユニオン地域協会の1つ、西グリクアランド(Griqualand West)協会の代表チーム。ウェスタン・プロヴィンスに次いで同国で2番目に古い歴史を有する。

西グリクアランド協会北ケープ州全域を管轄している。

1892年に開催された第1回カリーカップの出場5チームの1つ。

ボーダコムカップ英語版[注 1]の優勝回数は歴代1位タイの5回。

歴史

編集

[1]

1886年、当時のイギリスケープ植民地[注 2]西グリクアランド英語版グリクアランド・ウェスト(西グリクアランド協会)として創設。

1889年、カリーカップの前身となる地域協会の代表チームによる全国大会「ボードトロフィー(Board Trophy)」が地元キンバリーで開催され、ウェスタン・プロヴィンストランスヴァールイースタン・プロヴィンスと共に参加。

1891年、ブリティッシュ・ライオンズの南アフリカ遠征英語版に際し、グリクアランド・ウェストは7月20日にブリティッシュ・ライオンズ[注 3]と対戦した。試合は0-3で敗れたものの、ホストチームの中で最高のパフォーマンスを見せたことが評価され、イギリスチームからカリーカップを授与された[2]。以降、カリーカップは南アフリカで最も優れたチームに授与されることになり、国内選手権「カリーカップ」の創設につながった。

1892年、地元キンバリーで第1回カリーカップが開催され、ウェスタン・プロヴィンス、グリクアランド・ウェスト、トランスヴァールナタールボーダーの5チームが参加した。大会はウェスタン・プロヴィンスが制した。

1899年、アングロ・ボーア戦争の緊張の高まりを受け、ウェスタン・プロヴィンストランスヴァールカリーカップ参加を見送った。これによりウェスタン・プロヴィンスは第1回大会からの連続優勝(5連覇)が途絶え、代わってグリクアランド・ウェストが初優勝を飾った。

1911年に2回目のカリーカップ優勝を遂げて以降は、1970年までタイトルから遠ざかった。

2000年、グリクアランド・ウェストからグリクアズに改称。

2020年、COVID-19パンデミックの影響でスーパーラグビーが中断され、解禁後に、スーパーラグビーに代わる南アフリカ国内大会「スーパーラグビー・アンロックト」が開催された。グリクアズは、スーパーラグビーのレギュラーメンバーであるブルズストーマーズシャークスライオンズなどと共に同大会への出場を果たした。

タイトル

編集
2022年7月現在

スコッド

編集

[3]

歴代所属選手

編集

脚注

編集

注釈

編集
  1. ^ a b 1998年から2015年まで開催されていた、南アフリカにおいてカリーカップに次ぐ大会。
  2. ^ 1910年に南アフリカ連邦ケープ州となる。
  3. ^ 当時の呼称は「ブリティッシュ・アイルズ(British Isles)」。

出典

編集
  1. ^ Griquas The Rugby Archive
  2. ^ Absa Currie Cup undergoes ultimate makeover”. Vodacom Blue Bulls (2013年8月8日). 2023年2月5日閲覧。
  3. ^ Griquas - Squad Ultimate Rugby

関連項目

編集

外部リンク

編集