グランド・セフト・オート
『グランド・セフト・オート』(英名:Grand Theft Auto)は、グランド・セフト・オートシリーズ第1作。BMG Interactive(製作はスコットランドのDMAデザイン社、現在のロックスター・ノース)からアメリカにて、1997年10月21日に、PC向けに発売されたオープンワールド型クライムアクションゲームである。グランド・セフト・オートシリーズの第1作目(メインタイトルでは第1作目、ナンバリングタイトルでは第1作目)。略称は 『GTA1』[1][2]『GTA』[3]『グラセフ』『グラセフ1』。
ジャンル |
クライムアクション オープンワールド アクションアドベンチャーゲーム |
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対応機種 |
PC プレイステーション ゲームボーイカラー ゲームアーカイブス |
開発元 |
DMAデザイン(現:ロックスター・ノース) Tarantula Studios(GBC版) |
運営元 |
BMG Interactive ASC Games シスコンエンタテイメント(日本版) ガンホー・オンライン・エンターテイメント(GA版) |
販売元 | テイクツー・インタラクティブ |
プロデューサー | デビッド・ジョーンズ |
ディレクター | デビッド・ジョーンズ |
デザイナー |
スティーブン・バンクス ポール・ファーリー ビリー・トムソン |
プログラマー |
キース・R・ハミルトン イアン・マククエ |
音楽 |
ブライアン・バグロー ブライアンローソン コリンアンダーソン クレイグ・コーナー グラント・ミドルトン |
シリーズ | グランド・セフト・オートシリーズ |
人数 |
ストーリーモード:1人 マルチプレイ:2人〜4人(デスマッチゲーム/キャノンボールゲームのみ) |
メディア |
PC CD-ROM1枚組 PS CD-ROM1枚組 GA ダウンロード販売 |
ディスクレス起動 | 可 |
運営開始日 |
PC 1997年10月21日 1998年2月28日 PS 1997年12月12日 1998年6月30日 1998年8月27日 GBC 1999年10月 1999年11月22日 GA 2014年4月23日(配信終了) |
使用ブロック数 | 多数 |
利用料金 | 無料 |
対象年齢 |
CERO:Z(18才以上のみ対象) ESRB:M(17歳以上) PEGI:18 BBFC: 18 ELSPA: 18+, 11+ (GBC) OFLC(オーストラリア): MA15+, M15+ (GBC) OFLC(ニュージーランド):R18 USK:16(16歳未満提供禁止) |
コンテンツアイコン | 暴力・犯罪 |
ダウンロードコンテンツ | あり |
必要環境 |
Windows版のGTAインストール方法 Windows XP 32bitでは問題無くインストール出来る。 DOS版のGTAインストール方法 CDを開いて、ハードディスクの任意の場所にCD内のデータを全て手動コピーをしなければならない。 DOSBoxとGlide wrapperを組み合わせる必要がある。 Glideを認識させるにはGlide wrapperがビルトインされたDOSBoxを使用する必要がある。 |
サウンド | 当該項目を参照 |
売上本数 | 100万本 |
キャッチコピーは「感動? 勇気? そんなもん問題じゃないね…」
概要
編集見下ろし型ドライブゲームの形態を持ちながら、ギャング組織のチンピラ(ストリートギャング)がボスに指示をもらい、ミッション(犯罪)を実行するという内容。日本ではPC版とプレイステーション版が発売された。従来にない犯罪的な内容で一部の注目を集めると共に、バイオレンスシーンの表現が、極めて過激ではないかと指摘を受けて、一部の表示内容の修正により発行禁止処分を回避した[4]。
また、細やかなフラグ管理がなされ、ミッション失敗時に状況に応じた小言がボスから言い渡される点や、依頼という体裁を取りながら実はボスが主人公の死ぬところが見たかっただけというミッションや、意味不明なメッセージが送りつけられてくるポケベル(ページャ)など、既存の「お使いゲーム」とは一線を画すスタイルが多い。「ナムアミダブツ」「メッタ殺しタイム」など、日本語版の珍妙な翻訳も数多い。
なお、本作ではバイクにも乗ることができる(以後、搭乗可能なバイクは『VC』まで登場しない)また、これ以降のシリーズと異なり一部の池で主人公についた火を消すことができ、線路に立ち入った場合は感電死(第三軌条方式と思われる)し、一部の遮蔽物を火炎放射器の炎だけが通過する仕様となっている。
フリーダウンロード
編集現在ではRockstar Gamesの英語版サイトでこのゲームのオリジナル版(英語表記)がフリーソフトとしてダウンロード可能である。
また、2014年4月23日にはガンホー・オンライン・エンターテイメントを発売元としてゲームアーカイブスで世界初で且つ初のCERO Z指定(そのためクレジットカードでしか購入できない)として、日本語版のダウンロード販売が開始された。
2014年8月12日で当時の発売元であったシスコンエンタテイメントの他のタイトルと共に配信終了している。
拡張パック
編集その他
編集ゲームはリバティーシティ、サンアンドレアス、バイスシティの3つのステージで構成されている(これ以降のシリーズとは形が微妙に違う)。
これらのステージやシステムを根底に、今後のシリーズが構築されていくこととなったのである。
脚注
編集- ^ “Grand Theft Auto’s 25th anniversary should include a GTA 1 remake” (英語). Metro (2020年3月15日). 2020年9月2日閲覧。
- ^ “GTA 1 et 2 listés par PEGI sur PlayStation 3” (フランス語). GAMEWAVE. 2020年9月2日閲覧。
- ^ “GTA y GTA 2 han sido clasificados por el sistema PEGI” (スペイン語). IGN España (2020年4月30日). 2020年9月2日閲覧。
- ^ 『ファミ通』 No.499、アスキー、1998年7月10日、173頁。