グラシン
耐油性・耐水性を有する紙の一種
(グラシン紙から転送)
グラシン(glassine)は、紙の種類。グラシン紙(グラシンし)ともいう。
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/b/b8/Pergamint%C3%BCte.jpg/250px-Pergamint%C3%BCte.jpg)
概要
編集長時間、細かく叩解した亜硫酸パルプを原料とし、スーパーカレンダー(Supercalender)という平滑なローラーを使って高圧加工する。この過程で、パルプの繊維は圧縮・平滑化され、隙間を失う。
性質
編集パラフィン紙
編集狭義では、パラフィン紙はパラフィン蝋を塗布・浸透させた紙である。元になる紙としてグラシンを使ったものが多いため、グラシンと混同されるが、本来は別物である。グラシンから作ったパラフィン紙は、単なるグラシンより特性が優れている。
→「パラフィン紙」も参照
広義では、単なるグラシン紙やグラシン混入紙が、パラフィンの加工をされたパラフィン紙に風合いが似ているため、通称として「パラフィン(紙)」「パラピン(紙)」と呼ばれる(例:薬包紙[1])。
用途
編集グラシンから作ったパラフィン紙の用途もほとんど同じであり、共に挙げる。
脚注
編集- ^ よくあるお問合せ(薬包紙) - AXEL(アズワン)