クロロヨードメタン
クロロヨードメタン(Chloroiodomethane)は、アセトン、ベンゼン、ジエチルエーテルおよびアルコールに非常に溶けやすいハロメタンの一つ。化学式はCH2ClI。屈折率は1.5812 - 1.5832。
クロロヨードメタン | |
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クロロヨードメタン | |
別称 クロロ(ヨード)メタン, ヨウ化クロロメチル | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 593-71-5 |
PubChem | 11644 |
EC番号 | 209-804-8 |
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特性 | |
化学式 | CH2ClI |
モル質量 | 176.38 g/mol |
外観 | 無色の液体 |
密度 | 2.416 g/cm3 (20 °C)
2.422 g/cm3 (25 °C) |
沸点 |
108 - 109 °C |
kH | 0.89 mol.kg-1.bar-1 |
危険性 | |
EU分類 | 刺激性(Xi) |
NFPA 704 | |
Rフレーズ | R36/37/38 |
Sフレーズ | S23, S24/25 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
結晶は斜方晶系であり、格子定数はa = 6.383, b = 6.706, c = 8.867 (.10-1 nm)[1]。
クロロヨードメタンはシクロプロパン化(シモンズ・スミス反応)、マンニッヒ反応、アミノメチル化、エポキシド化、開環および末端アルケンへの付加反応に用いられる。多くの場合、収率と選択性がより大きいジヨードメタンに取って代わられている。
脚注
編集- ^ Torrie B. H. ; Binbrek O. S.; von Dreele R. (1993). “Crystal structure of chloroiodomethane”. Mol. Phys. 79 (4): 869–874(6). doi:10.1080/00268979300101691 2007年6月29日閲覧。.