クロスロード (1986年の映画)

アメリカ映画

クロスロード』(Crossroads)は、1986年公開のアメリカ映画。監督はウォルター・ヒル

クロスロード
Crossroads
監督 ウォルター・ヒル
脚本 ジョン・フスコ
製作 マーク・カーライナー
製作総指揮 ティム・ジンネマン
出演者 ラルフ・マッチオ
ジョー・セネカ
ジェイミー・ガーツ
音楽 ライ・クーダー
撮影 ジョン・ベイリー
編集 フリーマン・デイヴィス
製作会社 マーク・カーライナー プロダクション
配給 コロンビア ピクチャーズ
公開 アメリカ合衆国の旗 1986年3月14日
日本の旗 1987年4月18日
上映時間 96分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
興行収入 $5,839,031[1]
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概要

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ブルースを主題としたロードムービー。画面は主にカラー、一部モノクロ。実在のブルース・ミュージシャン(ギタリスト)、十字路に現れる悪魔に魂を担保にブルースの極意を得るという契約を交わしたとされるロバート・ジョンソンの「クロスロード伝説」をモチーフとしている。

日本公開は1987年4月。字幕は戸田奈津子が担当。キャッチ・コピーは『「伝説の曲」を求めて、青春の新しい旅が始まる』。

ストーリー

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ジュリアード音楽院でクラシック・ギターを学んでいた少年ユジーンは、卓越したテクニックで周囲から期待されていたが、彼が本当に好きなのはブルースだった。伝説のブルースマン、「ブラインド・ドッグ・フルトン」ことウイリー・ブラウンが近所の病院にいると知ったユジーンは、ウイリーの所に押しかける。ウイリーは「ロバート・ジョンソンの30曲目」を知っていると語り、自分の町のミシシッピ州ヤズーシティに連れて行ってくれるなら、その歌を教えると言う。そして、2人はミシシッピ州に向かうが、バス代が足りず、メンフィスからは2人でさすらいの旅をすることとなる。

旅の途中、2人は家出少女のフランセスと出会い、共に旅を続ける。ユジーンはフランセスに惹かれていくが、ある朝、フランセスはウイリーにL.Aへ行くと言い残して去っていった。悲しみにくれるユジーンは、いつしかブルースの極意を掴んでいく。そして、かつてウイリーが悪魔と契約した十字路に着くと、「スクラッチ」という悪魔が現れた。ユジーンは、ウイリーを助けるため、スクラッチの手先であるジャックというギタリストと勝負する。ギター対決はユジーンが勝利し、スクラッチは契約書を破る。ウイリーの魂は自由になった。

2人はシカゴへ向かうが、ウイリーはユジーンに「シカゴまでは付き合うが、そこからは一人だ」と告げ、自分が見つけたブルースを他の場所に伝えていくようアドバイスする。

キャスト

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※括弧内は日本語吹替(Netflixで配信)。

音楽

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音楽はライ・クーダーが担当し、劇中のギター・トラックも主にライの吹き替え演奏。サウンドトラックにはジム・ケルトナーネイザン・イーストヴァン・ダイク・パークス等も演奏で参加。また、スティーヴ・ヴァイギタリスト役で出演し、終盤のギター対決シーンでは、主人公ユジーンのギター演奏の最後の部分も、スティーヴが吹き替え演奏している。

Track listing

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#タイトル作詞・作曲時間
1.「Crossroads」Ahmad Jamal, Robert Johnson, Traditional
2.「Down in Mississippi」J. B. Lenoir
3.「Cotton Needs Pickin'」Frank Frost, Richard "Shubby" Holmes, John Price, Otis Taylor
4.「Viola Lee Blues」Noah Lewis
5.「See You in Hell, Blind Boy」Ry Cooder
6.「Nitty Gritty Mississippi」(not in the movie)Fred Burch, Don Hill
7.「He Made a Woman Out of Me」Fred Burch, Don Hill
8.「Feelin' Bad Blues」Ry Cooder
9.「Somebody's Callin' My Name」Traditional
10.「Willie Brown Blues」Ry Cooder, Joe Seneca
11.「Walkin' Away Blues」Ry Cooder, Sonny Terry

関連項目

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出典

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  1. ^ Crossroads (1986)” (英語). Box Office Mojo. 2011年2月23日閲覧。

外部リンク

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