クリーミングパウダー
この記事は世界的観点から説明されていない可能性があります。 (2024年10月) |
概要
編集牛乳やクリームと比べた場合、保存性に優れている[1]。また、熱や酸にも強い[1]。コーヒーや紅茶などの飲料に添加し、コクや乳味感を付与するのに用いられる[1]。
日本
編集日本での歴史
編集1950年代前半の日本は神武景気などの経済成長もあってコーヒーが身近な飲み物となり、喫茶店や家庭で飲まれるようになっていった。この頃は無糖練乳を利用することが多かったものの、開封後の日持ちが悪いことが課題となっていた[4]。1961年に森永乳業から「クリープ」が発売され、爆発的な売れ行きを記録する[4]。
→「クリープ (森永乳業)」を参照
1969年、ネッスル(現・ネスレ日本)から日本初となる植物性クリーミングパウダー「ブライト」が発売開始される[2]。
日本国内の主な商品の比較
編集以下に、日本で販売されている主な商品についての比較表を挙げる(数字は2024年時点のもの)[1]
メーカー名 | 商品名 | 主原料 | カロリー(kcal) | 脂質(g) | スプーン1杯あたりの価格(円) |
---|---|---|---|---|---|
味の素AGF | マリーム | 水あめ、植物油脂 | 16 | 0.95 | 約3.3 |
ネスレ日本 | ブライト | コーンシロップ、植物油脂 | 17 | 1.1 | 約3.5 |
森永乳業 | クリープ | 乳製品、乳糖 | 15 | 0.8 | 約6.8 |
UCC上島珈琲 | コーヒークリーミーカフェプラス | デキストリン、植物性脂肪 | 16 | 1.0 | 約11.5 |
カルディ | クリーミーシュガーパウダー | 砂糖、デキストリン、植物油脂 | 13.2 | 0.4 | 約4.9 |
セブンプレミアム | まろやかクリーミングパウダー | デキストリン、植物油脂 | 17 | 1.0 | 約2.1 |
トップバリュ | クリーミーパウダー | デキストリン、植物油脂 | 16 | 1.0 | 約2.1 |
出典
編集- ^ a b c d e f 柏倉元太 (2024年5月6日). “【決定版】クリーミングパウダーとは?レシピからおすすめまで完全解説”. コーヒー豆研究所. 2024年10月23日閲覧。
- ^ a b 星有子 (2022年11月8日). “”誰でもできる身近なレシピ”がカギ”. 日経xwoman. 2024年10月23日閲覧。
- ^ フォルサ (2013年9月18日). “クリープを唐揚げやハンバーグに? 36種のレシピ掲載「Creap レシピブック」”. マイナビニュース. 2024年10月23日閲覧。
- ^ a b 「ロングセラー探訪:森永乳業「クリープ」 還暦迎えた乳由来ICP」『日本食糧新聞』2021年5月24日。2024年10月23日閲覧。