クリムチャク語
クリムチャク語(クリムチャクご、Krymchak)は、テュルク諸語に属する言語で、クリミア半島のラビ派ユダヤ人であるクリムチャク人(東欧ユダヤ人ではあるが、アシュケナジムやカライ派のクリミア・カライム人とはまた別の存在)によって話される。現存する話者は非常に少なく絶滅の危機に瀕している言語である。
クリムチャク語 | |
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кърымчах тыльы | |
話される国 |
ウクライナ イスラエル トルコ |
地域 | クリミア |
話者数 | 200人 |
言語系統 | |
表記体系 | キリル文字 |
言語コード | |
ISO 639-3 |
jct |
消滅危険度評価 | |
Severely endangered (Moseley 2010) |
ヘブライ語やアラム語からの借用語が多用されているが、言語としてはクリミア・タタール語の変形であり、ユダヤ・タタール語とも呼ばれる。古くはヘブライ文字で書かれたが、現在はキリル文字を用いて表記されている。
言語名別称
編集- Judeo-Crimean Tatar
- Judeo-Crimean Turkish
脚注
編集参考文献
編集- 『テュルクを知るための61章』小松久男 編著、明石書店、2016年刊( http://www.akashi.co.jp/book/b244171.html )