クリス・コグラン

アメリカの野球選手 (1985 - )

クリストファー・B・コグランChristopher B. Coghlan1985年6月18日 - )は、アメリカ合衆国メリーランド州モンゴメリー郡ロックビル出身の元プロ野球選手ユーティリティープレイヤー)。右投左打。

クリス・コグラン
Chris Coghlan
オークランド・アスレチックス時代
(2016年5月8日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 メリーランド州モンゴメリー郡ロックビル
生年月日 (1985-06-18) 1985年6月18日(39歳)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
195 lb =約88.5 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション ユーティリティープレイヤー
プロ入り 2006年 MLBドラフト1巡目追補(全体36位)でフロリダ・マーリンズから指名
初出場 2009年5月8日 コロラド・ロッキーズ
年俸 $4,800,000(2016年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴

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プロ入り前

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2003年MLBドラフト18巡目(全体546位)でアリゾナ・ダイヤモンドバックスから指名されたが、契約せずにミシシッピ大学へ進学。

プロ入りとマーリンズ時代

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フロリダ・マーリンズ時代
(2010年9月13日)

2006年MLBドラフト1巡目追補(全体36位)フロリダ・マーリンズから指名され、プロ入り。

2007年にマイナーリーグの"オールスター・フューチャーズゲーム"に米国選抜の一員として選出された。

2008年にはベースボール・アメリカ誌のマイナーリーグ・オールスター代表チームに選出された[2]

2009年は開幕をAAA級ニューオーリンズ・ゼファーズで迎え、5月8日に故障者リスト入りしたアニバル・サンチェスに代わりメジャー昇格を果たし[3]、同日のコロラド・ロッキーズ戦で二塁手としてメジャーデビュー。ダン・アグラがマーリンズの正二塁手のため、コグランはその後、左翼手として出場。8月にはナショナルリーグの新人選手としてウォーリー・ムーン1954年7月に52安打を放って以降最多の月間47安打を記録[4]。8月1日から9日にかけて8試合連続で複数安打を記録し、フアン・ピエールミゲル・カブレラの球団記録を1試合更新[5]。 この活躍で同月の月間最優秀選手に選出された[4]。そして外野のレギュラーとして活躍した実績を認められ、同年ナショナルリーグの新人王に選出された。

2010年以降は故障や不振に苦しみ、100試合以上の出場は無く、低迷が続いた。

2013年12月2日にFAとなった。

カブス時代

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シカゴ・カブス時代
(2014年7月4日)

2014年1月15日にシカゴ・カブスとマイナー契約を結んだ[6]。AAA級アイオワ・カブスで開幕を迎え、5月3日にカブスとメジャー契約を結んで25人枠入りした[7]

アスレチックス時代

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2016年2月25日にアーロン・ブルックスとのトレードで、オークランド・アスレチックスへ移籍した[8]

カブス復帰

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2016年6月9日にアリスメンディ・アルカンタラとのトレードで、カブスへ移籍した[9]。この年カブスはワールドシリーズ優勝を果たし、コグランも控え外野手として優勝メンバーとなった。シリーズ終了後の11月3日にFAとなった[10]

ブルージェイズ時代

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2017年2月4日にフィラデルフィア・フィリーズとマイナー契約を結んで同年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになったが、3月28日に自由契約となった[11]

その後、4月1日にトロント・ブルージェイズとマイナー契約を結び、傘下のAAA級バッファロー・バイソンズへ配属された[12]。4月14日にメジャー契約を結んで25人枠入りした[13]。4月25日のセントルイス・カージナルス戦で、走者としてホームに生還する場面で、タイミングとしては悠々アウトのところを、中腰でタッチしようとした捕手のヤディアー・モリーナの上を飛び越えて1回転して得点を記録したことが話題になった[14]。8月12日に自由契約となった[10]

カブス再復帰

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2018年3月29日にシカゴ・カブスとマイナーリーグ契約を結び[15]、同年はAAA級アイオワ・カブスでプレーした[16]。11月2日にフリーエージェントとなった[17]。その後はプレーしていない。

プレースタイル

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スライディング

マーリンズ時代の2009年5月24日に、タンパベイ・レイズ戦の8回に一塁走者だったコグランは、投ゴロで二塁ベースカバーに入った岩村明憲の一塁送球を妨害しようとタックルのようなスライディングを行い、左膝の前十字靱帯断裂と同内側側副靱帯及び左足首の三角靱帯損傷で全治8カ月の大ケガを負わせた[18]

カブス時代の2015年9月18日のピッツバーグ・パイレーツ戦でも、送球を妨害するスライディングで姜正浩に左膝靭帯断裂と脛骨骨折の重傷を負わせている[19]

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
2009 FLA
MIA
128 565 504 84 162 31 6 9 232 47 8 5 3 1 53 2 4 77 3 .321 .390 .460 .850
2010 91 400 358 60 96 20 3 5 137 28 10 3 3 2 33 1 4 84 3 .268 .335 .383 .718
2011 65 298 269 33 62 20 1 5 99 22 7 6 1 2 22 3 4 49 3 .230 .296 .368 .664
2012 39 105 93 10 13 1 0 1 17 10 0 2 1 2 9 1 0 12 4 .140 .212 .183 .394
2013 70 214 195 10 50 10 3 1 69 10 2 0 0 1 17 1 1 43 2 .256 .318 .354 .672
2014 CHC 125 432 385 50 109 28 5 9 174 41 7 4 3 2 39 2 3 81 5 .283 .352 .452 .804
2015 148 503 440 64 110 25 6 16 195 41 11 2 1 1 58 6 3 94 8 .250 .341 .443 .784
2016 OAK 51 172 158 14 23 5 0 5 43 14 1 1 0 0 13 1 1 47 2 .146 .215 .272 .487
CHC 48 128 103 21 26 7 2 1 40 16 1 0 0 1 22 2 2 26 2 .252 .391 .388 .779
'16計 99 300 261 35 49 12 2 6 83 30 2 1 0 1 35 3 3 73 4 .188 .290 .318 .608
2017 TOR 36 88 75 7 15 2 0 1 20 5 0 0 1 1 9 0 2 22 2 .200 .299 .267 .566
MLB:9年 801 2905 2580 353 666 149 26 53 1026 234 47 23 13 13 275 19 24 535 34 .258 .334 .398 .731
  • 2019年度シーズン終了時
  • FLA(フロリダ・マーリンズ)は、2012年にMIA(マイアミ・マーリンズ)に球団名を変更

年度別守備成績

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一塁(1B) 二塁(2B) 三塁(3B) 中堅(CF) 左翼(LF) 右翼(RF)








































































2009 FLA
MIA
- 1 2 0 0 0 1.000 - - 123 209 3 5 1 .977 -
2010 - - - - 90 160 7 1 0 .994 -
2011 - - - 65 157 3 0 1 1.000 - -
2012 - - - 13 20 0 0 0 1.000 21 32 0 0 0 1.000 2 2 0 0 0 1.000
2013 - 1 0 1 0 0 1.000 8 4 16 3 3 .870 17 48 3 0 0 1.000 18 43 1 0 0 1.000 4 8 0 0 0 1.000
2014 CHC - - - - 101 164 5 4 2 .977 4 7 0 0 0 1.000
2015 5 19 0 0 3 1.000 15 14 20 1 1 .971 3 1 0 0 0 1.000 - 99 128 8 0 0 1.000 21 36 1 0 0 1.000
2016 OAK - 20 19 51 1 12 .986 17 11 28 0 5 1.000 - 4 1 0 0 0 1.000 12 19 0 0 0 1.000
CHC 6 19 0 0 2 1.000 - 1 0 0 1 0 .000 - 25 34 2 0 0 1.000 6 6 0 0 0 1.000
'16計 6 19 0 0 2 1.000 20 19 51 1 12 .986 18 11 28 1 5 .975 - 29 35 2 0 0 1.000 18 25 0 0 0 1.000
2017 TOR - 3 2 10 0 1 1.000 18 6 22 4 3 .875 - 8 7 0 0 0 1.000 -
MLB 11 38 0 0 5 1.000 40 37 82 2 14 .983 47 22 66 8 11 .917 95 225 6 0 1 1.000 489 778 26 10 3 .988 49 78 1 0 0 1.000
  • 2019年度シーズン終了時

獲得タイトル・表彰・記録

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MiLB
MLB

背番号

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  • 8(2009年 - 2015年、2016年途中 - 同年終了)
  • 3(2016年 - 同年途中)
  • 7(2017年)

脚注

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  1. ^ Chris Coghlan Contract, Salary Cap Details & Breakdowns” (英語). Spotrac. 2017年2月6日閲覧。
  2. ^ Matt Eddy (2008年9月5日). “Minor League All-Star Team” (英語). Baseball America. 2009年11月7日閲覧。
  3. ^ Owen Perkins (2009年5月8日). “Marlins place Sanchez on 15-day DL” (英語). MLB.com. 2016年2月26日閲覧。
  4. ^ a b David Villavicencio (2009年9月3日). “Coghlan is NL's top rookie for August” (英語). MLB.com. 2016年2月26日閲覧。
  5. ^ Joe Frisaro (2009年8月9日). “Coghlan sets Marlins' multihit streak” (英語). MLB.com. 2016年2月26日閲覧。
  6. ^ Joe Frisaro (2014年1月15日). “Coghlan gets Minors deal, spring invite with Cubs”. MLB.com. 2016年2月26日閲覧。
  7. ^ "Cubs Activate Right-Handed Pitcher Jake Arrieta And Select The Contract Of Outfielder Chris Coghlan" (Press release) (英語). MLB.com (Chicago Cubs). 3 May 2014. 2016年2月26日閲覧
  8. ^ Carrie Muskat (2016年2月25日). “Cubs deal Coghlan to A's for righty Brooks” (英語). MLB.com. 2016年2月26日閲覧。
  9. ^ http://chicago.cbslocal.com/2016/06/09/cubs-acquire-chris-coghlan-from-as-in-exchange-for-arismendy-alcantara/
  10. ^ a b MLB公式プロフィール参照。2017年8月14日閲覧。
  11. ^ Todd, Jeff (2017年3月28日). “Phillies Release Chris Coghlan”. mlbtraderumors.com. 2017年4月17日閲覧。
  12. ^ Wilmoth, Charlie (2017年4月1日). “Blue Jays Sign Chris Coghlan To Minor-League Deal”. mlbtraderumors.com. 2017年4月17日閲覧。
  13. ^ Blue Jays place Donaldson on 10-day DL, call up Chris Coghlan”. Sportsnet (2017年4月14日). 2017年4月17日閲覧。
  14. ^ 名捕手・モリーナの頭上を越えてホームイン!!メジャーで飛び出したアクロバティックなプレーに驚愕!!”. CYCLE (2017-04-). 2017年6月25日閲覧。
  15. ^ Cubs' Chris Coghlan: Minors pact with Cubs”. CBSスポーツ (2018年3月29日). 2024年9月18日閲覧。
  16. ^ Chris Coghlan Minor, Fall & Winter Leagues Statistics”. Baseball-Reference.com. 2024年9月18日閲覧。
  17. ^ Chris Coghlan Stats, Height, Weight, Position, Rookie Status & More”. Baseball-Reference.com. 2024年9月18日閲覧。
  18. ^ “岩村左膝靱帯断裂全治8カ月今季絶望”. nikkansports.com. (2009年5月27日). https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/p-bb-tp2-20090527-499521.html 
  19. ^ “<大リーグ>姜正浩が左膝負傷…手術の見込”. 中央日報. (2015年9月18日). https://web.archive.org/web/20160304085007/http://japanese.joins.com/article/927/205927.html 

関連項目

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外部リンク

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