クリストファー・ネグロン
クリストファー・デビッド・ネグロン(Kristopher David Negrón, 1986年2月1日 - )は、アメリカ合衆国ニュージャージー州バーリントン郡ウィリングボロ・タウンシップ出身の元プロ野球選手(ユーティリティープレイヤー)、野球指導者。右投右打。現在は、MLBのシアトル・マリナーズの一塁コーチを務める。
シアトル・マリナーズ コーチ #45 | |
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シンシナティ・レッズでの現役時代 (2011年3月16日) | |
基本情報 | |
国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | ニュージャージー州バーリントン郡ウィリングボロ・タウンシップ |
生年月日 | 1986年2月1日(38歳) |
身長 体重 |
6' 0" =約182.9 cm 180 lb =約81.6 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 内野手、外野手 |
プロ入り | 2006年 MLBドラフト7巡目 |
初出場 | 2012年6月7日 |
最終出場 | 2019年9月29日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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経歴
編集プロ入りとレッドソックス傘下時代
編集2006年のMLBドラフト7巡目(全体223位)でボストン・レッドソックスから指名され、遊撃手としてプロ入り。契約後、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・レッドソックスでプロデビュー。A-級ローウェル・スピナーズでもプレーし、2球団合計で50試合に出場して打率.282、2本塁打、21打点、15盗塁を記録した。
2007年はA級グリーンビル・ドライブとA+級ランカスター・ジェットホークスでプレーし、2球団合計で115試合に出場して打率.225、2本塁打、29打点、31盗塁を記録した。
2008年、マイナー3球団(A級グリーンビル、A+級ランカスター、AA級ポートランド・シードッグス)で自己ベストとなる129試合に出場。長打(二塁打24・三塁打8・本塁打8)全てで自己ベストの数字を残したほか、2年連続で31盗塁を決めた。
レッズ時代
編集2009年8月14日にアレックス・ゴンザレスとのトレードで、シンシナティ・レッズへ移籍した。移籍前後のマイナーリーグ通算では、134試合に出場して打率.259、6本塁打、41打点、27盗塁を記録した。
2010年は、自身初のAAA級ルイビル・バッツへの昇格を経験した。また、この年のマイナーリーグ通算の出場試合数は127試合であり、3年連続で125試合以上に出場した事となった。打撃面では打率.269・11本塁打・41打点という成績をマーク。マイナーリーグで自身3度目の30盗塁以上且つ自己ベストとなる35盗塁をマークしたほか、11本塁打は自己最多の数字である。オフの11月19日にレッズとメジャー契約を結び、40人枠入りした。
2011年3月21日にAAA級ルイビルへ異動した。この年は123試合に出場して打率.216、9本塁打、45打点、11盗塁を記録した。
2012年3月18日にAAA級ルイビルへ配属され、そのまま開幕を迎えた。6月6日にメジャーへ昇格し、翌7日のピッツバーグ・パイレーツ戦でメジャーデビュー。4回裏に代走として出場した。その後3試合に代打として出場していたが、6月18日にAAA級ルイビルへ降格した。オフの11月18日にノンテンダーFAとなったが、12月1日にレッズとマイナー契約で再契約した。
2013年はAAA級ルイビルでプレーし、116試合に出場して打率.225、5本塁打、30打点、11盗塁を記録した。10月14日にレッズとマイナー契約で再契約した[1]。
2014年はAAA級ルイビルで開幕を迎え、75試合に出場した。7月10日にレッズとメジャー契約を結んだ[2]。
2015年6月25日にマイナー・オプションでAAA級ルイビルに降格し、7月27日に左肩痛のため7月24日に遡ってマイナーリーグの故障者リスト入りした。7月31日に復帰し、9月8日にメジャー昇格したが、24日に15日間の故障者リスト入り、27日には60日間の故障者リスト入りに移行した。10月30日に40人枠から外れる形でAAA級ルイビルへ配属された後、11月6日にFAとなった[1]。
カブス傘下時代
編集2016年1月14日にシカゴ・カブスとマイナー契約を結び、同年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった [3][4]。
この年は傘下のAAA級アイオワ・カブスでプレーし、117試合に出場して打率.256、9本塁打、46打点、23盗塁を記録した。オフの11月7日にFAとなった。
ダイヤモンドバックス時代
編集2016年11月14日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結び、2017年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった。
2017年は開幕から8月末まで傘下のAAA級リノ・エーシズでプレーし、120試合に出場して打率.300、13本塁打、64打点、13盗塁を記録した。9月1日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[5]。この年メジャーでは14試合に出場して打率.160・1打点の成績を残した。レギュラーシーズン終了後の10月31日にマイナー契約でAAA級リノへ配属された。
2018年1月9日にダイヤモンドバックスとマイナー契約を結び、同年もスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった。シーズンではAAA級リノで開幕を迎え、6月4日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした。6月6日にジョン・ジェイの加入に伴ってDFAとなり[6]、10日に40人枠を外れる形でAAA級リノへ配属された[1]。
マリナーズ時代
編集2018年8月30日に金銭トレードで、シアトル・マリナーズへ移籍し、傘下のAAA級タコマ・レイニアーズへ配属された[7]。9月1日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[8]。
2019年3月13日にマイナー契約でAAA級タコマへ配属された[1]。7月16日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[9]。
ドジャース時代
編集2019年7月29日にダニエル・カストロとのトレードで、ロサンゼルス・ドジャースへ移籍した[10]。オフの11月9日に自由契約となり[1]、12日に現役引退を表明した[11]。
引退後
編集2020年よりマリナーズの選手育成アシスタントディレクターに就任した[12]。2021年はマリナーズ傘下AAA級タコマ・レイニアーズの監督を務めた[12]。2022年からはマリナーズの一塁コーチを務める[13]。
詳細情報
編集年度別打撃成績
編集年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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2012 | CIN | 4 | 5 | 4 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | .250 | .400 | .250 | .650 |
2014 | 49 | 158 | 144 | 19 | 39 | 10 | 1 | 6 | 69 | 17 | 5 | 0 | 1 | 0 | 12 | 0 | 1 | 40 | 2 | .271 | .331 | .479 | .810 | |
2015 | 43 | 107 | 93 | 5 | 13 | 2 | 0 | 0 | 15 | 2 | 2 | 0 | 2 | 0 | 9 | 0 | 3 | 23 | 2 | .140 | .238 | .161 | .399 | |
2017 | ARI | 14 | 31 | 25 | 3 | 4 | 1 | 0 | 0 | 5 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 4 | 0 | 1 | 7 | 1 | .160 | .300 | .200 | .500 |
2018 | 2 | 3 | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .333 | .333 | .333 | .667 | |
SEA | 18 | 30 | 29 | 6 | 6 | 0 | 0 | 1 | 9 | 3 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 9 | 1 | .207 | .233 | .310 | .544 | |
'18計 | 20 | 33 | 32 | 6 | 7 | 0 | 0 | 1 | 10 | 4 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 9 | 1 | .219 | .242 | .313 | .555 | |
2019 | 10 | 25 | 23 | 3 | 5 | 0 | 0 | 0 | 5 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 9 | 0 | .217 | .280 | .217 | .497 | |
LAD | 30 | 57 | 54 | 9 | 14 | 1 | 0 | 2 | 21 | 7 | 1 | 1 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 17 | 1 | .259 | .298 | .389 | .687 | |
'19計 | 40 | 82 | 77 | 12 | 19 | 1 | 0 | 2 | 26 | 8 | 1 | 1 | 0 | 0 | 5 | 1 | 0 | 26 | 1 | .247 | .293 | .338 | .630 | |
MLB:6年 | 170 | 416 | 375 | 47 | 83 | 14 | 1 | 9 | 126 | 32 | 10 | 1 | 4 | 0 | 32 | 1 | 5 | 107 | 7 | .221 | .291 | .336 | .627 |
背番号
編集- 17(2012年、2014年 - 2015年)
- 45(2017年 - 2019年7月28日、2022年 - )
- 9(2019年7月30日 - 同年終了)
脚注
編集- ^ a b c d e MLB公式プロフィール参照。2019年11月12日閲覧。
- ^ Manny Randhawa (2014年7月10日). “Reds recall Negron, option righty Contreras”. MLB.com. 2016年2月17日閲覧。
- ^ “Cubs' Kris Negron: Signs minor league deal with Cubs”. CBS Sports FANTASY. RotoWire Staff (CBS Interactive). (2016年1月15日) 2016年2月17日閲覧。
- ^ “Cubs' Kris Negron: Signs minor league deal with Cubs”. CBS Sports FANTASY. RotoWire Staff (CBS Interactive). (2016年1月15日) 2016年2月17日閲覧。
- ^ Owen Perkins (2017年9月1日). “Negron among D-backs' 5 Triple-A callups” (英語). MLB.com. 2017年9月3日閲覧。
- ^ Steve Gilbert (2018年6月6日). “D-backs acquire Jay from KC for 2 prospects” (英語). MLB.com. 2018年6月9日閲覧。
- ^ Greg Johns (2018年8月30日). “Paxton set to return; Gonzales still uncertain” (英語). MLB.com. 2018年8月31日閲覧。
- ^ Greg Johns (2018年9月1日). “Mariners bolster roster with Paxton, 6 callups” (英語). MLB.com. 2018年9月2日閲覧。
- ^ Greg Johns (2019年7月16日). “Swanson, Negron up; Mariners DFA Williamson” (英語). MLB.com. 2019年7月17日閲覧。
- ^ Greg Johns (2019年7月29日). “Mariners trade Negron to Dodgers” (英語). MLB.com. 2019年7月30日閲覧。
- ^ Brook Smith (2019年11月12日). “Dodgers News: Kristopher Negron Announces His Retirement” (英語). Dodgers Nation.com. 2019年11月13日閲覧。
- ^ a b Daniel Kramer (2021年1月28日). “Former Mariner Negrón to manage Tacoma”. MLB.com. 2021年8月31日閲覧。
- ^ Steve Adams (2021年11月15日). “Mariners Announce 2022 Coaching Staff” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年6月18日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Kristopher Negron stats MiLB.com
- Kristopher Negrón (@KNegs17) - X(旧Twitter)