クリスティーナ・スクッチャ
クリスティーナ・スクッチャ(シスター・クリスティーナ、伊: Cristina Scuccia, 1988年8月19日 - )は、イタリア・シチリア出身のカトリックの修道女、歌手。
クリスティーナ・スクッチャ (シスター・クリスティーナ) | |
---|---|
出生名 | クリスティーナ・スクッチャ |
生誕 | 1988年8月19日(36歳) |
出身地 | イタリア・ヴィットーリア |
ジャンル | ポップ、ロック、ソウル |
活動期間 | 2014年 - 現在 |
レーベル | ユニバーサルミュージック |
公式サイト | https://www.universal-music.co.jp/sister-cristina/ |
経歴
編集1988年8月19日、クリスティーナ・スクッチャはイタリアのヴィットーリア(シチリア)で生まれる。2007年、ウルスラ聖家族修道会の創立100周年を記念して制作されたミュージカル「愛する勇気」で創立者であるローザ・ロクッツォ(シスター・ローザ)役を演じる。この経験が転機となり、2008年にローマのウルスラ聖家族修道会に入会。2009年から2011年までの修練期をブラジルで過ごし、2012年にイタリアに帰国。ミラノの修道院で修道生活を送る[1]。
イタリア版音楽オーディション番組『ザ・ヴォイス』のスタッフにスカウトされ、2014年3月に初出演。アリシア・キーズの「ノー・ワン」を歌う映像がYouTubeで7000万回以上の再生回数を記録した。6月の決勝戦で優勝し、YouTubeの合計再生回数も1億回を記録。その後、ユニバーサルミュージックと契約。同年11月10日、CD「シスター・クリスティーナ」をヨーロッパで発売[1]。フランスとイタリアではゴールドディスクを獲得している[2]。デビュー・アルバムは、バチカンの一般謁見の時にクリスティーナ本人から教皇フランシスコに謹呈された[3]。日本では2015年3月11日に発売。発売時に来日し、インタビューで「歌で神の愛を伝えたい」と語った。印税や出演料はすべて、ブラジルや地域支援の教会基金への寄付となる[4]。
2015年12月10日から2016年1月31日まで、ローマのブランカッチオ劇場でミュージカル「天使にラブ・ソングを…」に出演[5]。2016年8月10日から9月10日まで、ミュージカル「タイタニック」に出演した[6]。2018年3月9日、シングル盤「フェリーチェ」[7]を、23日には同タイトルのアルバムをリリース[8]。同月30日から5月24日まで、Rai 1で放送されたBallando con le stelle(第14版)に参加した[9]。
2019年9月8日、マリオ・デルピーニミラノ大司教司式による終生誓願宣立式が、サンタンブロージョ教会で行われた[10]。
ディスコグラフィ
編集CDアルバム
- シスター・クリスティーナ(2014年11月10日、ユニバーサルミュージック)
- トライ(ピンク)
- フォーリン・フリー(オリジナル曲)
- ライク・ア・ヴァージン (マドンナ)
- サムウェア・オンリー・ウィー・ノウ (キーン)
- ブレスド・ビー・ユア・ネイム(マット・レッドマン)
- フィックス・ユー(コールドプレイ)
- ノー・ワン(アリシア・キーズ)
- アイ・サレンダー(マット・クロッカー)
- トゥルー・カラーズ(シンディ・ローパー)
- プライス・タグ (ジェシー・J)
- オーディナリー・ワールド(デュラン・デュラン) ポルトガル語ヴァージョン
- ラモーレ・ヴィンツェーラ(オリジナル曲)
- The First Star-上を向いて歩こう (坂本九) 日本盤 ボーナス・トラック
- フェリーチェ(Felice)(2018年3月23日、ユニバーサルミュージック)
映像作品
- ライク・ア・ヴァージン(2014年10月20日、ユニバーサルミュージック)[11]
- ブレスド・ビー・ユア・ネイム(2014年12月18日、ユニバーサルミュージック)
脚注
編集- ^ a b 「シスター・クリスティーナに聞く 歌は魂の表現です」『カトリック生活』ドン・ボスコ社、2015年5月号。p. 18-19.
- ^ Biography Sister Cristina UNIVERSAL MUSIC JAPAN
- ^ こんなにスゴイ!シスター・クリスティーナって? UNIVERSAL MUSIC JAPAN
- ^ 歌で神の愛伝える カトリック新聞オンライン(2015年3月18日付)
- ^ Sister Act Teatro Brancaccio
- ^ Dopo 'The Voice' Suor Cristina star dei musical: la religiosa nel cast di "Titanic" Repubblica.it
- ^ “Il ritorno di Suor Cristina è “Felice”. Il 9 marzo arriva l’atteso nuovo singolo”. velvetmusic (2018年3月6日). 2021年6月25日閲覧。
- ^ “SUOR CRISTINA: «IL PAPA MI HA DETTO: AVANTI COSÌ. E LE SUORE MI HANNO PROTETTA»”. famigliacristiana.it (2018年4月15日). 2021年6月25日閲覧。
- ^ “Suor Cristina: «Un po’ prego e un po’ ballo…»”. sorrisi.com (2019年4月5日). 2021年6月25日閲覧。
- ^ “Suor Cristina dice di sì alla Fede e professa i voti perpetui”. thesocialpost.it (2019年9月18日). 2021年6月25日閲覧。
- ^ 【イベントレポート】シスター・クリスティーナ「その時が来れば愛は訪れるもの」 BARKS(2015年3月10日)