クリスチャン・ヤルヴィ

クリスチャン・ヤルヴィエストニア語: Kristjan Järvi, 1972年6月13日 タリン - )は、エストニア出身のアメリカ人指揮者。同じく指揮者であるネーメ・ヤルヴィの末子である。指揮者である兄パーヴォも、フルート奏者である姉マーリカも熟練の音楽家である。

クリスチャン・ヤルヴィ
Kristjan Järvi
2021年撮影
基本情報
生誕 (1972-06-13) 1972年6月13日(52歳)
ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦
エストニア・ソビエト社会主義共和国 タリン
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ニューヨーク
学歴 マンハッタン音楽学校
ジャンル クラシック音楽
職業 指揮者
ヤルヴィ(2008年撮影)

略歴

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7歳のとき家族に連れられ渡米する。ニューヨークに育ち、マンハッタン音楽学校でニーナ・スヴェトラーノヴァにピアノを学ぶ。その後はミシガン大学でケネス・キースラーに指揮法を師事。1998年から2000年までロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団エサ=ペッカ・サロネンの助手を務めた。

ニューヨークを拠点とする音楽団体「アブゾリュート・アンサンブル」を結成し[1]、2007年にドイツ銀行より賞金を授与された。

2000年から2004年まで、ウメオ・ノールランド歌劇場交響楽団の首席指揮者と音楽監督に就任した。2004年から2009年までウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団の首席指揮者[2][3]、2012年から2018年までMDR交響楽団首席指揮者を務める[4]。その上、バーゼル室内管弦楽団より芸術顧問に迎えられている。また、ロンドン交響楽団ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団シュターツカペレ・ドレスデンロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団ケルン放送交響楽団ベルリン放送交響楽団などの主要なオーケストラに客演している。

古典派ロマン派だけでなく、現代音楽の専門家としても知られており、アルヴォ・ペルトエルッキ=スヴェン・トゥールペーテル・ヴァーイエセキエル・ビニャオに作品を依嘱してきた。これまでにグラミー賞にノミネートされたほか、ドイツ・レコード批評家賞を、またスウェーデン・グラミー賞を受賞している。

ヴァイオリニストのリーラ・ジョセフォウィッツと結婚し、1男を儲けたが、後に離婚し、息子はニューヨークのジョセフォウィッツが引き取った。現在はフルート奏者のヘイリー・メリッタと再婚して、1男を儲け、現在はウィーンフロリダで生活している[5]

  1. ^ Anthony Tommasini (27 October 2000). “Putting Music Back Together Again”. New York Times. https://www.nytimes.com/2000/10/27/movies/putting-music-back-together-again.html 2008年4月22日閲覧。 
  2. ^ Tanja Dorn. “IMG Artists Profile: Kristjan Järvi”. IMG Artists. 2008年4月23日閲覧。
  3. ^ Ben Mattison (20 December 2005). “Kristjan Järvi Extends Contract With Austria's Tonkünstler Orchestra”. Playbill Arts. http://www.playbillarts.com/news/article/3519.html 2008年4月22日閲覧。 
  4. ^ 世界の名門オーケストラ 2020, p. 110 MDR交響楽団.
  5. ^ Mary Ellyn Hutton, "Meet another Järvi". Cincinnati Post, 10 July 2007.

参考文献

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  • ONTOMO MOOK『世界の名門オーケストラ』音楽之友社、2020年。 

外部リンク

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