クリシャンスタード
クリシャンスタード(スウェーデン語: Kristianstad [krɪˈɧǎnːsta, -ɑːd] クリヒャンスタ)はスウェーデンの都市。スコーネ県クリシャンスタードの中心地。クリスチャンスタードとも表記されることがある。中心部の人口は約3万1千人(2000年)。
クリシャンスタード Kristianstad | |||
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位置 | |||
クリシャンスタードの位置 | |||
座標 : 北緯56度01分46秒 東経14度09分24秒 / 北緯56.02944度 東経14.15667度 | |||
行政 | |||
国 | スウェーデン | ||
地方 | スコーネ地方 | ||
県 | スコーネ県 | ||
市 | クリシャンスタード | ||
地理 | |||
面積 | |||
市域 | 21.4 km2 (8.3 mi2) | ||
人口 | |||
人口 | (2016年現在) | ||
市域 | 40,145人 | ||
人口密度 | 1,876人/km2(4,860人/mi2) | ||
その他 | |||
等時帯 | 中央ヨーロッパ時間 (UTC+1) | ||
夏時間 | 中央ヨーロッパ夏時間 (UTC+2) | ||
公式ウェブサイト : https://www.kristianstad.se |
地勢・産業
編集バルト海沿岸の港湾都市。食品工業が発展しており、農産物の集散地としての役割を果たしている。近隣の都市としては、約85キロ南西にスウェーデン第3の都市マルメがある。海抜はわずか2.4メートル程度。
付近のヘルゲ川流域一帯には湿地、湖、ヨシ原、低木林、草原、湿潤森林、河畔林があり、ヒシクイ、クロヅルなどが生息している。過去にはオオフトイが生えたが、現在は洪水やハイイロガン、ウシの採食により消失しており、ヨシも減っていく。一方、ヨーロッパオオナマズの再導入が行われる[1]。ヘルゲ川下流部は1974年にラムサール条約登録地となった[1]。また、ヘルゲ川下流部および付近のハノ湾の沿岸は2005年にユネスコの生物圏保護区に指定された[2]。
歴史
編集1614年、デンマーク王クリスチャン4世によって建設された。街の名称も彼にちなんだものである。北方戦争(デンマーク・スウェーデン間の戦争)の結果、1658年にロスキレ条約が成立し、スコーネ地方がデンマーク領からスウェーデン領へ移動した。この際に、クリシャンスタードもスウェーデン領となった。19世紀末、鉄道が敷設されたことにともない、工業化も進んだ。
行政の面では、1719年に成立したクリシャンスタード県の県庁所在地であった。クリシャンスタード県は1996年末まで存続し、その後、隣県のマルメヒュース県と合併して現在のスコーネ県が成立した。これに伴い、クリシャンスタードもスコーネ県所属の自治体となった。ちなみにスコーネ県の県庁所在地は、旧マルメヒュース県県庁所在地のマルメとなった。
姉妹都市
編集ギャラリー
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三位一体教会
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三位一体教会(内部)
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街の中心
脚注
編集- ^ a b “Helge å | Ramsar Sites Information Service”. rsis.ramsar.org (2017年4月6日). 2023年3月10日閲覧。
- ^ “Kristianstad Vattenrike Biosphere Reserve, Sweden” (英語). UNESCO (2018年12月17日). 2023年3月10日閲覧。