クフラ県
リビアの県
クフラ県(クフラけん、アラビア語: الكفرة、Al Kufra)は、リビア最大の県。県都はクフラ盆地のオアシスのひとつ、ジャウフで、かなりの規模の石油精製施設が近くにある。レオ・アフリカヌスは15世紀後期、アウジーラからキャラバンが訪れるベルドアという土地にオアシスがあると記しているが、これは現在のジャウフもしくはタイセルボである可能性が高い。
クフラ県 الكفرة | |
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クフラ県の位置 | |
国 | リビア |
県庁所在地 | ジャウフ |
面積 | |
• 合計 | 483,510 km2 |
人口 (2006年)[2] | |
• 合計 | 50,104人 |
• 密度 | 0.10人/km2 |
等時帯 | UTC+2 (EET) |
ISO 3166コード | LY-KF |
県名はアラビア語のカーフィル (Kafir) に由来する。アラブ人とオスマン帝国のいずれの支配下にも入らず、19世紀中葉にズワイヤのベドウィンが入植した程度である。最終的には1930年代にイタリアに併合された。
2007年の行政区画再編で、県北部の砂漠地帯がアル=ワーハート県に移管された。
隣接する県
編集オアシス
編集クフラ盆地の中心的なオアシス群に加えて、さらに4つのオアシス─レビアナ、ブゼマ、ワジ・ジゲン、タジルブ─が盆地北西に位置する。盆地の南東にはジャバル・アルカヌとジェベル・ウウェイナットのオアシス谷がある。
脚注
編集- ^ 2007年以前の値
- ^ “Districts of libya”. statoids.com. 27 October 2009閲覧。
参考文献
編集- Bertarelli, L.V. (1929) (Italian). Guida d'Italia, Vol. XVII. Milano: Consociazione Turistica Italiana